2024.12.2~8。世界情勢が激動過ぎ。

今週の時事

  • 韓国、ユンソギョル大統領突然深夜に非常戒厳宣布も、国会議員がマッハで解除を議決。勢い弾劾デモがめっちゃ盛り上がるもそっちは否決。
  • シリア、反政府勢力の攻勢でアサド政権崩壊。
  • 中山美穂さんが逝去。
  • 二階堂瑠美さんがMリーグで四暗刻ツモ。

韓国(や他の国)の市民運動というか社会参加に対するカジュアルさ(コミットしやすい空気)は羨ましいけど、日本人が「いいよね~」なんて軽々しく言ってはいけないような歴史的経緯もあるのは忘れてはいけないと思う。また瞬間々々の情動的な熱狂に身を任せることに対しては常に冷静でありたいということも改めて思う。

とはいっても見習っていきたい。弾劾も一度否決されたとは言え、こういうものは生きてる限りというか自分の世代が死んだ後にも残っていくことなわけで粘り強くやらないといけないんだ、ということまで含めて。

4N忘年会

今年も浜町のレコードコンビニで。しこたま飲んでしっかりイベント中に寝た。

サカキバラさんが謎のプロフェッショナルのスガシカオの曲とか、ドキュメンタリー番組の曲でつなぎだしたと思ったら松崎ナオの川べりの家をかけたのにぶちあがった。

BGM係は普段DJしないメンツにやらせるのが恒例になりつつあり、今年はトモゾウさん、るびさん、つださん、ai6さん、しろうさんら(と、もてさんとサカキバラさん)が担当。なお来年は自分に振られる気配が濃厚。なんか初期Boom Boom Satellitesをかける流れになったけど、たぶんかけません。

UFC310

メインの朝倉海のデビュー即タイトルショットはまあなんというか普通に足りてない部分があったねという感じで、ヒリヒリするとこまで行く前にバックテイクされて極められてしまった。

また実力とは違う部分で、どうしても腰の浮いたような雰囲気が伝わってきて(再三飛び膝を放っていたような期待される派手なKOを狙ってしまっていた様子とか)、場に慣らす機会は必要でしたよねと終わってみれば思ってしまう。まあでも自力でこういう機会をセッティングしてこぎ着けたのは、それこそUFCのチャンピオンクラスでもなかなかやれる人間はいないわけで、その事については素直に凄いとしか言えないんだけど、逆にこれからどうやってUFCで積み上げていくのか、わかんない感じではある。

また今回朝倉海が出るにあたり、UFCの公式のSNSに過去のRIZINでの試合映像(のおいしいとこだけ)が惜しみなく使われまくっていて、中にはもちろんサッカーボールキックとかグラウンドでの膝とかUFCでは見れないラフな攻撃のものなんかもあったりするわけで、朝倉海個人と同じくらい北米MMAのファンに対するRIZINのプロモーションになっていたのが面白かった。

ていうそんなRIZINへの置き土産も含めて朝倉海は立派だって話になってしまうんだけど、これで勝ってたらさぞかし伝説級の出来事だったんだろうなあ……

それはそれとして、メインの試合自体はあっさりした内容だったので他の試合の方が内容としては面白かったのだった。特にエフロエフvs.スターリングのMMAグラップリングがっぷり四つの攻防と、ラクモノフvs.ギャリーでのUFCに来てからはあまり見れなかったギャリーの組みでの粘り腰が見られてよかった。なんなら中央アジア勢の圧に為す術なくちんちんにされてしまうのでは…位に低く見積もってしまっていたので全然やれるじゃんといううれしさがあった。

今週読んだ記事

今週読みおわった本

  • 『彼女の「正しい」名前とは何か 第三世界フェミニズムの思想』岡真理

徹頭徹尾、先進国のフェミニストが途上国の性差別の状況を語るときに、フェミニズムを語る裏で文化的な差別意識がひそみがち…っていうシンプルな問題提起について語られていて、読み始める前の想像よりはずっと理解しやすかった。終章のまとめで結構食らう。

私は私だけで私になれるわけではない。私、という「主体」が構成されるには、他者の存在が不可欠である。主体が言説的に構成されるとき、その言説のなかで同時に他者もまた構成される。私が、私とはこういう者だと私が勝手に想像するような私でありうるとすれば、それは私が他者をもまた、私が手前勝手に想像するような存在として一方的に規定しているから、ではないのだろうか。そして、もし、そのような一方的な関係性の規定が何の疑問も抱かれずに社会的に承認され流通しうるとすれば、そこには、それに対する他者からの異議申し立ての声が聴きとられないという非対称的な権力関係がある。それを植民地主義的な権力関係と呼ぶのは乱暴にすぎるだろうか。(p286)

今週遊んだゲーム

  • Nobody Wants to Die
  • イニフィニティニキ
  • Cairn (デモ)

サバイバルクライミングゲームの『Cairn』がまだデモがリリースされただけだけど、超最高。

最近出た同じようなクライミングゲームで『Jusant』があるけど、あっちがほぼほぼ決められたルートをトレースしてくようなどっちかっつうとパズルゲームみたいな感じだったのに対して、ルート選択からしてだいぶ自由だし、リソース管理も感覚的(ゲージはあるけど、基本の手足のスタミナとかは手足の震えとかキャラクターの声で判断する)で超楽しい。

操作は両手両足を順番にひとつずつ操作してグリップしたりひっかけるポイントをスティックで探してく感じで、決められたポイントは無くどこにでも置けるようになってる潔さ。なので何の凹凸の無い場所でも進められるけど、それやってるとマッハでスタミナ削られて終わるので、ちゃんと体重をかけられそうな場所を雰囲気で探してかないといけなくて、自由だからって適当にルート選んで適当にやってると落下してちゃんと死ぬ。グラフィックもよい。正式リリースが待ち遠しい。