2024.12.9~15。
仕事が一件ほぼほぼおわり。もう一件あるけど年内の差し迫ったスケジュールではないので、このまま流し気味に納まっていきたい。
さらに今年は楽曲大賞の作業もないのでめちゃくちゃ気楽だし、自転車乗ってると寒いのもそんなに気になんないのでいろいろ晴れやかです。
今週の時事
- 韓国、ユン大統領の弾劾訴追可決
- Pokémon × Aardman 発表
- 久里洋二さんが逝去。去年四元さんがあった時は「年取ったら大事なのは歯だぞ」的なことを言っていたらしい。合掌。
The Game Awards
TGAのイベントが朝からあるし、と思って前日少し早く寝ようと思ったらなんでか全く寝つけずほとんど徹夜みたいな状態でうつらうつらと眺めた。
受賞作発表前のこの各候補作のスコアをつなげたオーケストラの演奏は今年も最高。笛のおっさんの迫力がすごい。
アワードの各部門はまあ別に大体がなんでもいいのだが、Games for Impact部門は『INDIKA』が受賞すべきだったでしょというのだけは強く思う。
新作発表に関しては、まさか上田文人の新作が!!!とか、大神が!!!とか、ウィッチャー4!!!とかいったサプライズがてんこ盛り。お腹いっぱい。が、正直なところその辺のゲームって自分が全くゲームに触れてない頃に騒がれていた作品群、かつ今でも後追い出来ていなかったりするものがほとんどなので、個人的な感覚からすると知識として知っているだけのものに騒ぐのもなんか野暮なような気もしてしまい、「(お、おう…)」みたいな感じでした。
ともあれ Borderlands 4とThe Outer World 2 は早くやりたい。
また、その日の深夜にTGAGWCAGA(The Game Awards for Games Who Can’t Afford the Game Awards = TGAに出品するお金がないゲームのためのゲームアワード)の配信も見ようと待機していたのだけど、技術的トラブルがどうとかで1時間半くらい遅れて始まったので、さすがに途中で力尽きてしまった。
Blue Lug Hatagaya Christmas Handmade Market
Blue Lugの縫製チームの方々がそれぞれ作りたいものを作って売るイベントがあるとのことだったので、土曜日自転車で幡ヶ谷まで。
幡ヶ谷の店舗に行くのはたぶん桜上水のスタジオでまとまった期間作業する仕事がちょいちょいあった5,6年前以来だったはず。なので軽い浦島感があったのだけど、記憶よりもだいぶギュウ詰め感のある店内の様子になっていて面白かった。
少し日も陰ってきた時間に着くと、ものによってはその時点で売り切れていたものの、自分が目当てだったサンプルで取り寄せたテック生地で作ったという小さめのメッセンジャーバッグは幸いまだ残っている様子。いくつか手に取って物色していると、お店のYouTubeやブログでよく見るMAXさんがバッグに使っているバックルの調子良さとか生地の事についてグイグイ説明してくれた。説明というかものを買う気にさせるのがとてもうまく、もともと買うつもりで来てはいたんだけど、こちらもそれに乗せられてそのままノリノリで気分よくレジまで持って行ってしまった。
ちなみに買ったのはChallenge Sailclothという企業が作っているULTRAという生地のもので、すごく耐久性が高いんだとか。まあそんなラフな使い方する用もないんだけど、最新のテック生地とか使ってみたいじゃないですか、ということで。
幡ヶ谷店を離脱した後は、同じ幡ヶ谷にあるBike Friday Tokyoにも足を伸ばして、最近はもっぱらこっちの勤務になっているというクリントさんにご挨拶。組んでもらっているMASHのSteelは次の水曜18日の夜には出来るかも…とのことなので、納車はおそらくその翌週…となると25日なので、図らずも完全にセルフクリスマスプレゼントになってしまいそうである。
あとこれは余談だけど、クリントさんは先日韓国に旅行に行っていたらしいのだが、運良くユンソギョルがトチ狂って戒厳令宣布した日の前日に帰国していたそうな。何かが間違ってたらするっとは帰れていなかったかも知れず、ちょっと怖いですよね〜なんて話もあった。
今週クリアしたゲーム
- Nobody Wants to Die
もろブレードランナーフォロワーな設定の世界の中で、訳アリのやさぐれ刑事となって街の水面下で進む陰謀を追いつつ、自分のトラウマを解きほぐしていく…みたいなストーリーのアドベンチャーゲーム。
ポーランドのインディーデベロッパーの開発にも関わらず、UE5による3DグラフィックがほとんどAAAタイトルみたいで超すごい。なんて褒め方をされるゲームは最近珍しくなくなってきたけども、3Dモデルが綺麗な分、ローカライズされた際に日本語フォントに全く気を使われておらずアンバランスに感じる事も多かったりして、本作もまさにそんな感じではあった。取り立ててひどくて興を削ぐってレベルというわけではないからいいんだけど、ちょっと勿体ない。
またゲームとして操作して世界を探索できるのはごくごく一部な上、探索でやる事も絶えず表示されるヒントに従って何も考えずにグリグリやってくだけなので、噛み応えみたいなのはそんなになかったりもする。
その分ストーリーに集中できる作りと言えばそうなのだけど、少し3D酔いしがちだったので毎日小刻みにプレイする形になってしまい、話を理解しきれないまま走り切ってしまい、感動に至らずやや勿体ないことをしてしまった。
今週読み終わった本
- 「間合い」とは何か ― 二人称的身体論
- (霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―
『「間合い」とは何か』は例えば雑踏の中を歩く時、向かってきたり横切ってくる人間の細かい動きの機微からエネルギーの移動を感じとって、誰ともぶつからないようスムーズに歩いたりしているわけだけど、その時我々が無意識化でどういう判断をしているのかを、日常生活ではカフェなんかでどこに座ろうとするのかだったり、野球においてバッターがピッチャーの投球にタイミングを合わせる為に何を行っているのか、などなどの切り口から著者たちが自分自身の主観的な感覚を解体していく的な試みの本。
導入は面白かったし、あくまでも著者自身の主観に基づいて書くことがテーマでもあるのは理解しつつ、それでもこの話だったら立ち技系の格闘技だったり合気道とかまで行かないと消化不良でしょと思ってしまった。
安倍公房は読んだことがなかったので読まなくてはと思い、短編から読んでみたんだけど、あんまりわからなかったです。もっとメジャーな作品から読んだ方が良かったのかも知れない。
聴いたやつ