隣の建物が取り壊し中で、家にいると日中はコンクリートを崩しまくる音がガンガン鳴り響くわ結構揺れるわとまあまあな有様で、ついでにそのせいなのか変な夢を見た。

自宅の窓から隣の建物の屋上を見るとどういう訳かゴリラがいるのでドン引きしていると、その脇でちょっとデカい鳥が弱った大型犬の肉を生きたままついばんでいる…エグい絵面なので一層ドン引きしていると、見かねた兄っぽい存在感の何者かがその犬を生苦から解放してやらねば的なノリなのか、その犬をドラム缶状の形をしたミキサーに入れて液状にしてしまう…みたいな夢。


DALL-E

先週くらいにドカッと話題になっていた画像生成AI。申請しないとアカウント作れないのがめんどくさいなと思って触ってなかったけど、興味はあるので申請くらいはやっとくかと思って申請したら1時間ちょっとで来た。

Midjourneyでも良さそうなところをDALL-Eにしたのは名前がかっこいいから程度の理由だったけど、今調べたらDALL-Eの方が無料枠が広くて、課金もMidjouneyの月額制に対して都度クレジットを購入する形なので、より手軽だったっぽい。別に両方登録したっていいんだけども。

生成させる文章は何にしようか考えた時に、先日TBSラジオで番船CMで流れてきた「生島ヒロシのおはよう定食|おはよう一直線」って何なんだろうというのが喫緊の疑問だった事もあって、DeepLで「角刈りのスーツ姿で眼鏡をした陽気な日本人の中年男性が、指を差しながら日本の朝の定食について叫んでいる絵」という文章に「クリムト風」でとか「H.R.ギーガー風で」とか「ルノワール風で」みたいなオプションをつけて翻訳して投げまくった。

実際レンダリングされたものを見て、絵がそこそこちゃんとしてるという事に今更そこまでびっくりもしないし、これがある事で今すぐイラストレーターやフォトグラファーの仕事が減るみたいな事は無いと思うけど、ストックフォトみたいなビジネスにとって代わるのはすぐ想像できるし、そうなった時には結局セレクトする審美眼が大事だよねみたいな話はそうだなと思う。

あとはある程度自分が求める画像を生成するための文章を組むセンスは必要そうな気がして、多分検索するのが下手な人は、これで意図した画像を出すのも下手なんじゃないか、なんて事も一瞬思った。

個人的には、文章のニュアンスを調整したりあえて崩したりしながら再度文章を投げて何が出てくるかテストしまくるのがガチャ回してるみたいで、そこが楽しいというか没入感的なものを感じて延々繰り返してしまった。

あとざっくり気づいたところでいうと、「ギーガー風」で投げた時にギーガーっぽくなるのはほとんどの場合人じゃなくて飯の部分だな、とか、一見複雑に見える油絵っぽいペイントの加工は処理しやすいけど、ドローイングみたいな表現は難しそうだな、みたいなものがボヤっと見えてきたりとか。

ちなみに上の画像は “This colorful Turner-esque painting depicts a frightening image of a jovial middle-aged Japanese man in a suit, glasses, and short, inverted hair, yelling as he grabs the morning Japanese-style set meal on the table.” (スーツに眼鏡、逆立った短髪の陽気な中年日本人が、テーブルの上の朝の和定食を手に取りながら叫ぶという恐ろしいイメージが描かれている、ターナー風のカラフルな絵)という文章で生成したもの。


Stray と Endling

『Stray』を先週クリアして、今週『Endling - Extinxtion is Forever』をクリアした。どっちも動物ゲー。

『Stray』は結構幅広くいろんな人がプレイして配信なんかもやっているのでご存じの方も多そうだが、猫になって未来のディストピアの街を探検するゲーム。

やってみると初めこそ「おお猫だ猫だ」とグラフィックやモーションに感心してぐりぐり動かすのだが、進めてゆく内に世界の知覚の仕方は完全に人間の自分なんだなという事が浮かび上がってきて、B-12が話してくれるガイドに従いながら敵をビームで倒したりお使いをしたりという事を繰り返していたら、結局普通のゲームのようになってしまった感じはする。

とは言えチャプターごとにエリアが限定されている分最後まで世界が密度を保っていて、その中をウロウロ歩き回ったり飛び回ったりするのは面白かったし、ストーリーのきゅっとまとまった印象も良く、楽しいゲームだなと思う。

『Endling』の方は、環境破壊が進む世界の中で母ギツネになって子供たちの世話をしながら、さらわれてしまったもう一匹のキツネの行方を捜すアドベンチャーゲーム。

『Stray』のグラフィックが高解像度で、街を探索する部分に重きが置かれていたのに比べると、こちらのグラフィックはローポリゴンで歩ける通路も決められたより限定的なマップだったりして、よりインディー感は強いんだけど、動物になっているという感覚はこちらの方が高かったのが意外で、またプレイ後に残るものも大きかった。

おそらく母ギツネとして子供を守ったり探さなくてはいけないという明確な目的と、プレイヤーが出来る限定された行動(狩りのような食料へのインタラクトとか、夜しか外に出られないとか)がうまく噛み合っている事や、同じキツネの子どもと簡単なコミュニケーションが出来る事が関係しているのかなと思う。最低限の操作のチュートリアル以外は、世界を文字や言葉で認識しないという点も大きそうな気がする。

『Stray』もストーリーが結末に向かうにあたって失うものがあるにはあるものの、少し大きく捉えればポジティブなエンディングだったのに対して、こちらはずっとずっとサッドな結末で終わってから少し辛い気持ちになってしまった。サブタイトルの “Extinction is Forever”(消滅は永遠)という文章がいろんな意味に捉えられるエンディングだと思う。


今週のMMA

LFA 138

  • 二宮と河名はどちらもそれぞれ組みと打撃、不得手な領域で弱さがそのまま出て完敗という感じ。経験が少なくて不得手なのは仕方ないにしても、クリティカルなやつを絶対もらわないように、取られないように死守する工夫とか意識ってもっと持ってもいいように見えてしまう。言葉で言うのは簡単だけどさってやつだろうけど。
  • 田中路教は前半に再三バックを取られて制圧されるも、ファリアスのスタミナが切れてきて終盤盛り返しそうじゃんというタイミングでタックルに行ったのが謎だった。結果浅めのパウンドで軽く削る事しか出来ていなかったので、絶対スタンドでもっとダメージ取れんじゃないかと思う。

UFC Vegas 59

  • 寝坊して、佐藤天の試合を取り急ぎ追っかけで確認したら華々しくハイキックで失神させられていて悲しかった。ネルソン戦みたいに何も出来ずに漬けられて終わるよりいいのかも知れないと思うしかない。

今週飲んだビール

  • 玉村本店 信州事変 Apple IPA (6.5% IBU28)
  • 玉村本店 Salty & Misty (4.5% IBU5)

信州事変の方は完全にリピートで酒屋に行った時にまだあるようだったら買ってる。高いけどおいしい。

Salty & Misty はIBU5ってのが疑わしいくらい、甘ったるくなくて程よい飲み応えがある。度数が程々なのも助かる。こっちを飲んだ後でIBUの高い信州事変を飲むとジュースっぽく感じてしまう不思議さ。


その他

  • SpatialChatというかオンライン会議システムなどで、Macの音をループバックさせて映像入力させる方法を人に伝授した。
  • サーキュレーター買った。PC周りの排熱とエアフロ―がやばくてエアコンが効かなかったのでその改善用。アイリスオーヤマの8畳用の小型で首も振らない安いやつ。効果てきめん。
  • ブランチラインの4巻を買って読んだ。よい。一緒に三好愛の『怪談未満』と柞刈湯葉『まず牛を球とします』も買った。