Week14 : The true Chemex breaks out
2024-04-08 23:13 (Last updated: 2024-11-19 00:08)
2122 Words // 5 minutes
2024/4/1~7。 最近入眠がだるだるで寝不足みたいな日々。仕事にも身が入らず。絵とか描くモードにもならず。ただオーダーした自転車だけが楽しみみたいな状態。
姉のケメックスを割る
キッチンの上にある棚に入れていたコーヒードリッパーを取り出す際、横着してその手前に置いてあった姉のケメックスをどかさずに避けて取り出そうとしたら、そのケメックスにドリッパーをぶつけて割る。落として割れたのではなく割れて粉々になったガラスがダイレクトに手に飛んで来て、自分の指もぱっくりやってしまう羽目に。痛い。
それはそうとケメックス。何度か使ったことはあり、その見た目のかっこよさと裏腹になのか、かっこよさ故になのか、ぶっちゃけ使いづらいのではこれ…と思っていたので、ワンチャンここはひとつ Orea とか April みたいな樹脂製の調子良いとされるドリッパーで手打ちになるルートもあるだろうかという事も考えたのだけど、姉は人から貰ったものだからということもあってか同じものを弁償してほしい、とのことだったので素直にハンズで買って来た。
まあ弁償するとかどうとかって話は別によくて、なんとなく人のものをぶっ壊すというのが久々でそこに若干落ち込んでもいたのだけど、その話を Mastodon でぼやいてみたら、仙台のさとうさんから「おケメは割ったこと無い人ほぼいないのでは」というお言葉をいただいたので、「ケメックスは割れるもの、割ってからがケメックスなのだ」という事にして立ち直った。
続 A.Homer Hilsen
水曜、代々木公園の Blue Lug にて先週予約した A.Homer Hilsen のパーツ構成を決めに伺う。
先週からこの日まで間に Blue Lug だったり 本国の Rivendell だったりのサイトの写真をガン見しまくってある程度の完成予想図は固めつつも、ガッチガチに「ここはこのパーツ、あそこはこのパーツで」ってことを決め打ちで真っ先に伝えて終わるのもつまらないような気がして、あくまでも目指すイメージは胸に秘めつつ、漠然とした輪郭として「比較的落ち着いたカラーリングなのでストレートに Rivendell っぽいパーツを選ぶと渋くなりすぎるような気がするので適度に外した感じでうんたらかんたら」というような事を担当してもらうクリントさんに伝えてわいわい楽しく進める。
そうは言っても、結局のところ概ね予め考えていたような形にはなったのだけど、ホイール周りは提案されたものが面白そうだったので、リムは Velocity の Quill にタイヤを Teravail のCanonball ていう自分が考えていたものよりもモダンな感じで組んでもらうことになってどうなるのか楽しみ。
サドルは定番のBrooksの革サドルは外して、 Berthoud の Aspin 辺りか Brooks の Cambium を候補に入れたまま保留、納車の時に改めて相談することにしてもらったのだけど、めちゃくちゃ悩んでしまいそう。
あとラックをリアにだけつけてもらう事にしたはいいが、フロントであればバスケットをつけてしまえば後は煮るなり焼くなりどうにでもなりそうなところが、リアだと荷物積みたくなった時はバッグとかどうしようかなとか、バスケットつけたらバランス悪そうだけどどうしようとか、これもだいぶ悩ましい。
そんな具合で今週はずっとソワソワしっぱなし。
思い返してみれば、今シングルフリーで乗ってる Panasonic のピストフレームの自転車を組んだのはもう16年位前な訳で、その時のいろいろ足りない尽くしの中「とりあえずこの予算で組んで欲しい」みたいなオーダーしか出来なかったのに比べると、ある程度やりたい形がイメージ出来て、且つそれをお店の人に伝えてコミュニケーションしながら組んでもらえるようになった事で、また違う楽しみのソワソワ感がある。
ちなみにお願いした構成での見積り金額は、覚悟していたよりも若干増えてしまって一瞬変な声が出てしまったのだけど、日和らずそのまま発注。納期は覚悟していたよりは短くて1カ月程度で納車されるとの事。
たのしみだな~。
今週の読書
- 『ジャスト・ライド ── ラディカルで実践的な自転車入門』 グラント・ピーターセン
- 『ノンバイナリースタイルブック』 山内尚
- 『人を動かすナラティブ』 大治朋子
- 『事務に踊る人々』 阿部公彦
- 『せいいっぱいの悪口』 堀静香
- 『神戸・続神戸』 西東山鬼
『ジャスト・ライド』は上に書いた今度買う自転車メーカー Rivendell の人が書いた非レース指向な自転車の乗り方についての本。土地柄なのか「犬がいたらフレームポンプでシバけ」みたいな事が書いてあって引く箇所もあり。非レーサーなんだからレーサーと同じことする必要ないでしょ、っていうベースのスタンスの表明はすごくフィールする。
『ノンバイナリースタイルブック』はこれだけで読むよりも、同時に出た作者のパートナーである清水えす子さんによる『シミズくんとヤマウチくん』も合わせて読むのが絶対良さそうな感じ。
『人を動かすナラティブ』はここ数年のSNSやって眺めてたら嫌でも分かるような話ではあるけどその感覚の整理としてわかりやすいのと、ナラティブのポジティブな面にも触れられていた事でかえってどうしたもんでしょうかね…と言う気分にさせられる気がする。
下の3冊はまだ読んでる途中。
パリ~ルーベ
マチュー強すぎ、こういうレースにおけるアルペシンの選手の揃え方がが盤石すぎ。
あとバスクツアーは事故多すぎ。