2024/7/8~14。


たまたまテレビで見た竹内涼真さんの出演するビューネのCMがだいぶ奇妙でやばかった。
ビューにゃん……

しごと

先週から引き続き過剰に不安を抱えている仕事。

手を動かしていればまだ気が紛れそうなものだけど、今週の時点で進められるところもそれほどなく、手持無沙汰な感じが不安を加速させてくる。ただ懸案だった点が打ち合わせで解消されたので、それについては一安心。

来週からいろいろ進み始めると思うのでつつがなく終わらせたい。

しかしその手持無沙汰な時間を使って進める予定だった別件作業にゴーが出ず、来週並行して進めなきゃなんなくなりそうでまた憂鬱。こっちの気も知らないで進行滞らせてるやつを呪いたくなる。

今週の読書

  • 『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』
  • 『台湾漫遊鉄道のふたり』
  • 『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』

『ACE』は読み終わり。ところどころ原文のせいなのか訳文のせいなのか、読み取り切れなかった部分もあるのだけど、それでも勉強になったというか、言葉に対する向き合い方、ものの見え方が結構変わったり整理されるような体験があってよかった。

人と人が密接且つ感情的に結びつく時、すべからく恋愛だったりセックスだったりっていう性的な結びつきの関係性であろうという話にされがちだけど、別に強い結びつきなんて性的なものを介さなくても成り立つものであろうし、社会において恋愛やセックスをする事こそが健全で素晴らしいものであると崇め立てる恋愛伴侶規範が内面化されすぎなのではないか、本当の性的な自由とか恋愛的な自由というのは、誰もが自分の意思で性的なものへ向かう事だけではなく、性的なものの圧から自由になるという事も含まれるものなのではないか、みたいな問いかけは有意義なものだと思う。

『台湾漫遊鉄道のふたり』は読み初めこそ単純なシスターフッドで、だいぶわかりきったテーマのように感じられて「少し退屈かも」と思ったものの、読み進める内に統治してる国の人間とされている側の人間の思いが絡んで面白くなってきた。台湾のいろんな料理が出て来てそれらがどんな料理なのか説明する描写は楽しいのだけど、料理名が何べんも出てくるわりに読み方を記憶できずに「…なんだっけこれ」となりがちで、ハードSFを読んでいるような少しめんどくさい気分になったりもする。

『カレー移民の謎』は日本におけるネパール人が営むインド料理屋というよく分からないけど標準化されたあれのルーツと仕組みって何なんだというのを追った本。よくよく考えてみればここ数十年の話なので不思議な事ではないんだけど、オリジンのような存在がはっきり存在というか今も生きていて、本人たちの口からどういう経緯でこうなったのかが語られているのが面白い。自分がよくいく恵比寿のボンベイも、あそこはオーナーが日本人だけど、気が付くとあたらしいネパール人スタッフが加入して働いていたりするし、スタッフそれぞれの仕事の向き合い方も様々だなと見ていて思っていたので、そこから彼らのビザとかこれからの事なんかも過ったりする。

リトル・ニモ35周年記念上映

不意にTwitterでドリパスの告知を見かけて申し込んでいたので行ってきた。

『リトル・ニモ』、大学の授業でパイロット版と本編の導入部分だけ観たような記憶があって、本編を通してみるのは初めてだったのだけど、長編の一つの話としてみるとなかなか粗い感じもするけどすごかった。ただやっぱり白眉なのはすでに観ていた導入の部分の、日本とアメリカのアニメーションが融合したようなレイアウトと作画のクオリティが感じられるシーンだなと思う。


上映後叶清二さんによる解説が30分ほどあり、この作品が完成に至るまでの紆余曲折や、制作当初に参加していながら離脱した宮﨑駿と高畑勲の後の作品にみられるこの作品の名残りについてなどの話を聞く。

今週観たドラマ

  • 『海のはじまり』
  • 『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』

なんかよさそうなのをピックアップした結果、重めのテーマのものを並べてしまっていて、もうちょっと軽いのも見た方がいい気がする。

『海のはじまり』は完全に『silent』の座組のようで、演出的にも似通っているところが多いらしく、失敗したくない制作側のみみっちい思考が透けて見えるのがつらいとは知り合いの弁。

演出の風間太樹さんはテレ東で放映していた『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』と『うきわ』がとても好きだったものの『silent』は見逃していて、幸か不幸かその辺のニュアンスはあまりよくわからないんだけど、それでもちょっとウェットすぎというか、基本的に正しい人しか出てこないあたりにむずむずするような気はしなくもない。別にギミック的な悪い人間を出してほしいなんてことは思わないんだけど、もうちょっと歪な人間がいないと漂白された世界のように感じられることとか、なんかその感じが良くも悪くも今っぽいのかも。

とは言えおれたちの『I’s』いつき役でおなじみの杏花さんも出ているのでとりあえず最後まで観る。

『家族だから~』はダウン症の弟と母親の下半身が不自由になってしまった母子家庭の長女が主人公の話で、演出がからっと面白おかしいから観ていられるけどハードな設定のドラマ。自分は母方の叔母がダウン症だったので、自分自身が100%他人事ではないというレベルで捉えられているわけではないが、母が子どもの頃とかどうだったのだろうか、とか、叔母の晩年には祖母も癌で入院する事が増え祖父も認知症が進むしで主に介護をしていた叔父の苦労ってもっと自分も負担すべきだったはずなのに……みたいな事を観ながらどうしても考えてしまい演出やコミカルな芝居にヘラヘラと観つつも苦しくなってしまう。

今週読んだ記事

音楽



そのほか

  • Marks&Webのアフターサンジェルを購入、めっちゃすーすーする
  • BlueLugでAUSTERE MANUFACTURINGのストラップを購入
  • 電力会社をオクトパスエナジーに変更
  • ツールドフランスは2週目、エモかった先週から一転ポガチャルとヴィンゲゴーの総合争いによって平坦ステージですらみんな消耗する異常事態に