Week29 : The Best Cycling Era Ever
2024-07-23 01:42 (Last updated: 2024-11-19 00:08)
1529 Words // 4 minutes
2024/7/15~21。
ずっとそわそわしてる。
しごと
なんとかメンタル持ち直してきた、はず。手を動かしてれれば落ち着いてくる。
ツールドフランス2024閉幕
先週のステージ11でヴィンゲゴーがポガチャルとのゴール前スプリントを差して勝った時には、今年もこの2人がバチバチに競るレースが続くのかと期待半分怖さ半分の気持ちになったものの、3週目に入って以降ヴィンゲゴーの調子が上がる事はなく、ステージが終盤に向かうにつれてむしろ準備不足の面が浮き彫りになり、終わってみればジロに続いてただただポガチャルの異次元ぶりが際立った状態で全ステージが終了。
というわけで、かの史上最強のヒルクライマーことパンターニ以来のダブルツールが見事達成された。これは本当に歴史的な快挙なはずなのだけど、ピンチらしいピンチもないまま大差をつけての余裕の勝ちっぷりすぎて、走りの凄さはともかく、レコードとして凄いことをやってのけた感とか歴史を目撃したような実感がないのが意味わからなくて怖い。
去年と一昨年はポガチャルに肩入れしてヴィンゲゴーと彼の所属するユンボ(現ヴィスマ)の隙の無い強さが憎たらしくさえ感じられたのに、今年のヴィンゲゴーどころかチーム全体が怪我やコロナに泣かされてギリギリのところで戦っている感じを見ると、こんな悲壮感漂うヴィスマに勝つポガチャルを見たかったわけではない…みたいな気持ちになってしまう。
また、もう1人の優勝候補、と言っても今年が初参加でまだまだダークホース的な立ち位置だったレムコ・エヴェネプールは、もっと山で遅れてしまうんではと思っていたのが、ポガチャルとヴィンゲゴーの宇宙人に最後までひとり付いていける脚を見せていて、その成長にとても感心させられた。それでいて現時点でその2人には山で勝てない自覚もしていて、「まーまー自分はこの位置(総合3位)でしょう」という感じで若いのに落ち着きはらって常に堂々としているのもかっこよかった。そうかと思えば、最終ステージでポガチャルの総合優勝が確定した後などには、チームスタッフの肩で泣いている姿も抜かれたりしており、彼なりに奮い立たせて強がってる部分もそりゃあるんだよなとしみじみさせられ、つくづく彼も魅力的な選手だなと思わされた。来年以降どんな選手になるのか楽しみで、絶対に上位2人に食い込む存在になって欲しい。
過去2年のポガチャルの姿を見た時にも思ったけど自転車ロードレースは敗者のことをめちゃくちゃ好きになってしまう。
そのほか、バルデの最初で最後のマイヨジョーヌとか、カヴェンディッシュの35勝達成とか、ギルマイのアフリカ系で初マイヨヴェール獲得とか、いろいろメモリアルというかエモーショナルな光景も沢山あってなんだかんだ良いツールで今年も観れてよかったなとしみじみしています。
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