2024/10/7~13。

指先の皮膚が乾燥からあかぎれしてうっかりズタズタになりがちなので、小まめにケアすることを心掛けたい。化粧水といつだか処方してもらったヒルロイドを塗りまくっていく所存。

SCAJへ

先週舘田珈琲で招待状をいただいたので、事前登録もすませて行って来た。初参加。

ビッグサイトに到着するなり結構な音量で何か叫んでるのが聞こえたので「そういう盛り上がり方のするイベントなのか?」と思ったら、フリーパレスチナ・反イスラエルの小さめのデモだった。

コーヒー業界もきっといろんな搾取の下に成り立っているのだし、「世界が悲惨な時に呑気に資本主義に従順な消費者として開き直ってんじゃねえよ」的な訴えなんだろうか…つってもちょっと無理筋なような…などと考えながら移動していくと、開催中のイベントに「危機管理産業展」とか「テロ対策特殊装備展」みたいな催しの案内が並んでいたので合点がいった。きっとイスラエル企業の何かもあるんだろう。

正直言えば興味がなくはなかったものの、あのデモを見た後に面白半分で物見遊山するのも流石に下品というか、耐えがたい感じがしたのでスルー。というかそもそも一般来場者がフラッと覗ける性質のものでもなさそうではある。

肝心のSCAJはというと、思っていたよりもだいぶ規模も動員もでかくて、この手のイベントに足を運んだ時に自分がよく陥りがちな、周囲の盛り上がりに反してやや醒めた目になる状態に片足を突っ込みかけた。前段のデモを見ちゃった影響も少なからずあると思う。まあそれ以前に今はそんなにコーヒーの器具に対しては手持ちのもので満足しちゃっていて、新しいものをあれもこれも試してみたいみたいなタームでないというのもあるんだけど。

なので器具関連のブースは歩きながら眺める程度にして特に何も買わず、丁度ステージで始まるところだった、焙煎のコンペティションというか品評会的なローストマスターズチームセッション(RMTS)という、日本各地のロースターが関東とか中部とかブロックごとにチームを組んで、提供された豆をテーマに沿って各々考えて焙煎し、プレゼンテーションも聞きつつ飲み比べてみましょう的な催しを観覧することに。

それぞれに使用した焙煎機も違えば、温度の高低とか火力を上げるタイミングなどのプロセスも結構違っており、それがきちんと味や質感に表れているのが面白い。もちろん面白いとは言ってもあんまり専門的な用語を並べられても全てがわかる訳ではないのでだんだん眠たくなってしまうのだけど、いい塩梅に雰囲気で伝えてくれるようなプレゼンをしていて、且つそれが実際に飲んでみた時の印象と合致するようなチームの豆のものは、プラシーボというかなんというか美味しく感じられるような気がした。

その点で、関東Cチームのものは「甘さを酸味で包み込むような印象を目指した」というプレゼンが他チームよりも印象に残っていた上で、実際に飲んだ時もそれがわかるような味の感じられ方がしたので、味も含めて素人ながら自分は一番好きだなと思ったら、マイクを向けられた観客だったり、他のチームの人も良かった焙煎としてこのチームのものを数組が挙げていたので、結構多くの人が共有できるな感想なのかも。

ちなみに関東Cチームは下北沢と東府中にある COFFEA EXLIBRIS というお店の人と、都内に数店舗ある小川珈琲の麻布台にあるお店の人によるチームのようです。小川珈琲は自分には小洒落すぎてて入りにくいけど、COFFEA EXLIBRIS の方は下北沢に用があったらちょっと足を運んでみたいかも。

会場では実際提出された豆が全チーム分セットで買う事が出来たのでそれを買って帰ってきた。

湾岸の橋

SCAJ が開催されていたのは有明のビッグサイトだったので、久しぶりにあの辺を自転車で走り回ってみたら、勾配もそこそこあるようなでかい橋はシングルスピードではややしんどさの方が上回って避けていたけど、ギア―ドで走ると負荷もそこそこで楽しめるかもしんないぞと思った。ふきっ晒しどころではないので風が強いとやっぱ大変なんだけど。

走ったのは 勝鬨橋~晴海大橋~木遣り橋~有明中央橋~ビックサイト~有明中央橋~有明北橋~豊洲大橋~黎明大橋~築地大橋 らへん。

特に晴海大橋と築地大橋の のべーっと殺風景な感じ が自分の考える東京っぽくてよい。

那須は遠いっす

以前3Jだかナイトメロウだかでジミーさんと話した時に、「久しぶりにハロプロのライブ見に来てほしいけど、今だったらどのグループが観たい?」と訊かれて「今だったら BEYOOOOONDS ですかね~」なんて答えたりするというやりとりをしたのを、向こうもちゃんと憶えていたのか、おそらくその話を共有していたと思われる bkko さんから「チケットが多めにとれたので今度どうか」というお誘い。

ひとから誘ってもらえる事も今やあまり無い機会だし、本来なら二つ返事で「ぜひ」とならねばいけないところなのだけど、会場が那須の黒田原にある那須町文化センターという、家から会場まで電車と徒歩で片道4時間弱の立地であるのに加え、ビヨ単独のコンサートでなく、飲酒運転撲滅キャンペーン的なイベントで、SOPHIA 松岡充、TRF、川口恭吾、ファンキー加藤との対バンっていう、ネームバリューで言ったら大物なんだけどTRF以外は完全に Not for me というか、4時間掛けて観に行くにはなかなかなメンツだったので、ビヨのライブを観たい気持ちに嘘は無いけど今回はちょっと楽しめる気がしないので…という旨を正直にぶっちゃけて辞退してしまいました。

5年位前だったらたぶんいろいろ面白がって行ってたと思う。

https://fmosaka.net/sdd/nasu/live_sdd_nasu_2024/

今週の時事・読んだ記事

  • BlueskyがActivityPubを採用しなかった3つの理由 | Bam | WhiteWind blog
  • 袴田さんの事件、検察の控訴断念で無罪確定。ただし往生際の悪い検事総長の談話付き。
  • ノーベル文学賞にハン・ガン。読んだことあるような気がしてたけど、買おうかどうしようか迷っただけで未読だった。
  • ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会。認められたのは認められないよりもはるかに良いことだとは思う一方で、なかなかいろんな事が遠く感じられる。

今週のMMA

  • UFC Vegas 98 Royval vs. Taira

ブランドン・ロイヴァル vs. 平良達郎。

今にして思えば実力的にどうなんだっていうレベルの選手ばかりを相手に連勝を重ねていた平良達郎がまじもんのランカーというかフライ級1位のロイヴァルとやる、平良達郎個人はもとより日本のMMAのここ5年位の積み上げについての真価が問われる、くらいの試合。

という事で朝も早くから、手に汗握るとはこのことか…っていう5ラウンド掛けてキリキリさせられる一進一退の攻防になった。結果的に負けてしまって課題もいっぱいあるのだけど、あまりネガティブな気持ちにはならないめちゃめちゃ良い試合内容で、思い入れを度外視しても年間ベストバウトの一つに余裕で入るんじゃなかろうか。

平良の課題はスタンドのテンポの速い攻防を仕掛けられた時に後手に回らないような距離なり角度なりの取り方、頭の動かし方だったり、あるいは相手のジャブを当てられ出した時のメンタルの保ち方みたいな部分は課題だろうし、あの圧倒的なグラウンドコントロールについては自信を深めるとしても、あそこからフィニッシュし切る為に必要なのはなにか、みたいな事がよりくっきり見えたと思う。

ともあれちゃんと積み上げれば戦えるのがわかったし、勝つことだって出来るはずと思わせてくれたので嬉しい。

この試合の直前には朝倉海が初戦でフライ級チャンピオンのパントージャとやる事が発表されたし、日本人対決とか久しぶりの日本大会もにわかに現実味を帯びてきていて、なんだかんだでMMAが楽しい今日この頃。

新譜チェック





そのほか

  • イル・ロンバルディア、ポガチャル4連覇。レムコがいても今年のポガチャルは強すぎて展開も、どこから独走入っちゃうのというポイントが終わるとそのまま勝つだけなので、正直やや退屈でセガールみがあります。とはいえ歴史的に偉大な選手をリアルタイムに目撃しているという興奮はある。
  • Pixel 8a の日本語入力を Gboard からタクトキーボードに変更。Mozc for Android 亡き今、救世主になるか。
  • カルダモン TAKE 7が家からやや遠い酒屋にあるのを発見したので購入。外で飲んだ時より香りがきつい気がするも、爆速で完飲。
  • Mountain Hard Wear の Stretch Ozonic Insulated Jacket の去年の型落ち品がセールだったのでこれ羽織っとけばいいっしょ系の冬支度として買っておく。ダウンとかインサレーションのアウター着るとシルエットがこんもりするのは諦める。