Week47 : Reassurance of Impermanence
2024-11-26 00:32 (Last updated: 2024-12-02 22:57)
4440 Words // 9 minutes
2024.11.18~24。
高い買い物の相談したりブツが届いたりで散財による全能感と高揚感に浮かれていた週。後先考えていないわけでもないけど、そろそろ真面目に月毎の出費の締めるポイントをちゃんと設定したいところではある。
Macbook Pro (M4 Pro) きた
2週間前にビックカメラで注文したMacbook Proが到着。
購入を決める前に調べていたらそこかしこで「ビックでカスタマイズすると納期がめっちゃ遅いぞ」って噂も目にしていたもんだから、まあ年内に到着したらいいかくらいの覚悟をしていたんだけど、思ってたより普通の納期だったのでちょっと得した気分。たぶん半導体の流通が滞っててAppleで直で買うのにも時間がかかってた頃の話だったのではなかろうか。
ちなみに噂話で言えば「カスタマイズで注文するとポイントもつかない」みたいな話もあったりなかったりしたのだが、5%分はつけてもらえるようです。自分はいろいろあって現金で支払いたかったのでポイントつかなくてもビックで買ったと思うけど……と書いてみながらよくよく考えてみると、それならアップルストアで買う方が納期も早かったんではってことに気が付いた。まあポイントもついたので結果オーライということで。
カスタマイズ内容はというと、チップ : 12コアCPUのM4 Pro / メモリ : 48GB / SSD : 1TB / 電源 : 96W / キーボード : US / Nano-textureディスプレイ…という構成。自分の用途だと24GBじゃなんかちょっと不安かもと思った時に、従来まであった32~36GBくらいのものを選べなくなってるのがなんか足元見られてる感じで結構むかつくんだけど、それでもいくらかの冗長性は大事と思い甘んじて受け入れる。
試しに今やってるレギュラー仕事のプロジェクトでレンダリングをかけてみたところ、仕事場の2017年モデルのIntel iMacで20∼30分かかっていたのが、4分半程度で終わった。更に比較として家のメインPCのWindows(i7-13700KF / RTX4700Ti /32GB)でも同じデータをレンダリングしてみたら、体感でさほど変わらないものの5分は越えてしまったので、まあ盛り過ぎずで丁度いい構成だったんじゃなかろうか。
ただそのWIndowsマシンでレンダリングをしながら「…いや。ていうかこのメインPC ってメモリ32GBじゃなくて64GBだったのでは……?」と思って調べたら、マザーボードのメモリスロットとメモリのそれぞれ片方ずつが不良だった事実が判明。どのタイミングからかわからないがいつからか32GBしか認識していなかったという事に今更気が付いたのだった……どっかのタイミングで買い替えるものだとは思うけどだいぶ早くその時が来てしまいそうなのと、普段32GBしか認識してない状態で特に不満なく使えていたという、実は購入時のスペックを持て余していた事実に結構モヤッとさせられたというかなんというか。まあ良くも悪くも普段使いで困っているわけではないのでそれは追々考えたい……
それはそれとして、もう一つとりあえずの使い出して即分かるような基礎体力的な話で言うとWi-Fiのアンテナ感度がだいぶ強力だなというのは改めて感じているところ。これは前々から使っているiPad Proでも言えることなんだけど、メインのWindowsに組み込んでるASUSのマザーボードについてきた外部アンテナだったり、先日買ったPixel8aでは少し繋がりにくかったり速度が落ちるというか、6GHzの電波が安定してつかめないので5GHzの方でつなぐ方が全然速いような場所でもガンガン6GHzで安定して繋がってくれるのが大変うれしい。
仕事場の iMac の代わりに作業用として使うつもりでいるものの、画面がぐっと小さくなるのは少し気がかりではある。Nano-textureにしといてもっぱら外部ディスプレイ使うってのもちょっと本末転倒な感じだし。仕事場の経費で27インチで4Kのモニター買ってくれたりしたら……なんてことを一瞬考えてしまったけど今は難しい気がする。
MASH Steel パーツ決め
パーツ構成を決める打ち合わせをしに富ヶ谷のBlue Lugのクリントさんの元へ。
Homerを買った時と同様、当日までお店のバイクカタログやらInstagramでMashのハッシュタグのフィードやらで写真を眺めてはウンウンうなりながら、使いたいパーツを決めたり決めなかったり、「あの辺の組み方はかっこいいけど、大してカッコよく乗れもしないのにはしゃいだビルドにするのもどうなんだ……でも多少はワーキャーしたい…でも……いや………」っていうかなりぼんやりした状態ではあったのだが、とりあえずホイールはずっと乗ってきたパナソニックのフレームで使っていたPhillwoodのトラックハブとVelocityのA23ってリムのものを乗せ換えるべく持ち込んでいたので、兎にも角にもホイールを軸にしつつ、イメージとしてMAX10km(ウチから仕事場の恵比寿までの通勤距離)をHomerより軽快に速く走りたいという旨も伝えてスタート。
まずタイヤ。トラックバイクとなると普通の自転車と比べたらいくらか消耗しやすくなりそうでもあるし、あんまり値段が張るのもな~と思って、予め目を付けていたContinentalのContact Speed辺りがあれば…と探してもらうも在庫がなく、「Gatorskinでももいいけどサイドの赤がちょっと引っ掛かるんですよね」なんて言っていたら、それじゃあという感じでTeravailのTelegprahを提案してもらう。クリントさん曰くセンターが分厚くて丈夫なのだそう。はじめはサイドもブラックのものにしようかとも思ったのだけど、それも少しありがちかなと思ってタンサイドのものを合わせてもらったところいい感じだったので、そのまますんなりタンサイドのTelegraphに決定。
ぼんやりしながらもクランクについてはなんとなくデュラエースがよかったのでそれを伝えて、その流れでチェーンリングも同じデュラエースのものにここもスッと決定。
合わせながら「AARNとかも行きたいですよね~」なんて言われて、実際そうしたい気持ちはいくらかあったものの、固定ギアに乗るのも久しぶりでギア比をいじりたくなる可能性は多分にあったので、そうなった時に替え易いように少し安めのものにしておきたいという打算もあり、ここはデュラエース。とは言えそういうちょっと消極的な事情は抜きにしてもデュラエースのチェーンリングってシルバーの度合いが少し鈍くてかっこいいなとも思っていたので。
ハンドルとシートポスト辺りには、うっすらWHISKYのカーボンなんか行ってしまいたいという気持ちもあったのだけど「使っていて結構気も使うしうんぬんかんぬん」ということで大人しくお前はアルミにしとけという空気になったので、大人しく提案に従いThomsonのブラックのライザーバーにすることにして、ステムで少しだけ色の揃えを外して同じThomsonのシルバーのステム(elite x4)を採用。となると自動的に「ステムがシルバーだったらシートポストもシルバーですよ」ってことで、ここでもThomsonのセットバックがないストレートのシルバーのシートポスト(elite seatpost)に。
サドルはちょっとレーシーでモダンなシュッとしたやつが良いなと思っていたので、横から見た時にボリュームの小さいものから選んで、RitcheyのComp Streamを採用。
半分冗談の半分本気で「最近谷さんとかウエンツさんがプラサドルについて書いてたりするけど、プラサドルは無くないですか?」と聞いてみるも、ここでも「いやいや痛いですよ~…あと別にめちゃくちゃ安いわけでもないし……」って感じで一笑に付され採用ならず。(でもこれまでどのサドル座ってもあんまり痛くなったことないので、硬いのについては問題ないと思うんだけどな。いつか試してみたい。)
ヘッドセットについては「Homerで贅沢しなかった分、今回はいいやつ行ってほしい」という助言もあって定番のPhilwoodかChris Kingで選ぶことに。色で大いに悩んだ末にChris KingのMidnightという暗めのブルーのものに。最後の最後までPhilwoodのオレンジのものと悩んだのだけど、最終的に「言うても我々そんなやんちゃな生き方してないですしね」みたいな感じで落ち着いた方になった。
ブレーキはSHIMANOのDXRってVブレーキ、レバーはAvidって廉価だけどちゃんと効くやつを出してもらってそれに乗っかる。そりゃあPaulなんか付けたら間違いなくバキッと仕上がるんでしょうが、それはいつかの楽しみに取っておくことにして、せめてもの遊びでシューだけKool Stopの色付きのやつとかにしてみてもいいかもというのだけ伝えた。
ペダルは変なことせずにMKSのSylvan Touring Nextのブラックに。MASHのダブルネームのやつよりベアリングがスムーズでトゥルトゥルしてる。
意外とグリップには結構悩んでしまい、普通にWTBの黒いのに決まりかけて「ちょっとつまんないかも……」と思っているのを汲み取られてか、Ritcheyのオレンジのシリコンのものを合わせてもらってみたところ、適度に主張もあるニュアンスが出たのでこれに決定。
最後に忘れていたBB。「まあ競輪用でもいいけどああいうものは定期的なメンテナンスありきの製品なのでここはやっぱり是非」ということでPhilwoodのスクエアテーパーBBにしてフィニッシュ。
例によって見積もりで数字を出してもらうと、前後ホイールを流用する分Homerの時よりは全然安いのだけど、それでもつい「お、おう……」とはなってしまう。まあいいんだ人生1回きりだし、体力も運動神経も衰えていくこの先のことを思えば、身体動かすことに関しては今の内に多少の散財はしてもいいのではないかということで。
というわけでちょう楽しみ。
新譜
ICHILLIN’の新曲が優勝。超好き。
今週の時事とか読んだ記事とかポッドキャスト
- 谷川俊太郎逝去。めちゃくちゃ思い入れがあるけでもないけど、意識しないレベルで彼の作品の精神はどこかに刷り込まれているというくらい日常のそこかしこで触れてきたと思う。自分に限らず。何かものを作る人間でそんな存在って後にも先にもいるんだろうか。合掌。
- 移住先に東京を選んだ中国人たちの「いま」 | クーリエ・ジャポン
- 勝谷誠彦の死|花房観音
- 番外編「“好きなことで、生きていく”から10年~趣味と労働を考える~」を会社員・柿内正午さんと考える - 文化系トークラジオ Life~社会時評&カルチャー
- 好きなことで飯を食わなきゃいけないのかとか、アウトプットしないといけない強迫観念てあるけどインプットだけだって大事な活動なんではとか、結構共感してしまう話が多め。