2024.2.17~23。仕事ばっかし。

赤いきつねのCM

ひとがものを食べるところって普通に性的なニュアンスを孕んでるものだと思っていたので、ツッコみが入った時に「あの表現が性的な訳ないでしょ」なんて、本気で言ってしまえるとしたらいくら何でも大人としてナイーブすぎるのではないか。

自分が咀嚼音とか苦手な方であるというのもあるけど、それを抜きにしても単純に表現として品はあんまりないと思うし、もし炎上狙いの確信犯的な企画ならそれも含めて下品だなと思うし、それをメーカーなり代理店なりが個人の作家にやらせてこういう騒ぎが起きた時に特に守る術もないのは無責任な気がする。

都市伝説解体センター

最終話までクリア、もとい解体した。
手放しに素晴らしいと言うにはプレイ中ダレて眠くなるような時間もそこそこあったのだけど、キャラクター造形とグラフィックの良さとストーリーで押し切られた感じで結果トータルとしてとても面白かった。

ちょっとネタバレをすれば、オカルトがテーマと見せかけてSNS社会の負の側面にどんどんフォーカスが行くのだけど、その様子がタイミング的にも兵庫県知事周りと立花孝志の騒動だったり財務省陰謀論的な騒ぎと思いっきりリンクするあたりは、ゲーム内のSNSの書き込みそれぞれのリアリティに厭な気分になる事はないものの、あんまり笑えない感じが強くて何とも言えない気分になった。

それについて話の中で変に薄っぺらい解を出してこないのは良かったものの、それはそれで現実にシビアさをエンタメとして消費してしまってるだけのようにも思えたりしてそこも複雑。

まあそれはそれとして面白かったです。

そのほか遊んだゲーム

  • プロミス・マスコットエージェンシーのデモ

狂っててやばい、絶対本編もやる。

怪談に至るまで Vol.1

去年の文フリで実話怪談を収集して発表している作家の人たちの、怪談についてのエッセイ集みたいな本。

怪談とか全然触れて来てないんだけど、オカルトそのものというよりは怪異との向き合い方について論理的に書かれていてどれも面白かった。 冒頭の朱雀門出『実話怪談なのに、幽霊の話なんかやめてくれ』と若本衣織『骨の兎』が特によかった。

https://booth.pm/ja/items/6365396

前田くんの展示へ

恵比寿のUltra Super Newで前田くんの展示やってるからいかないかと稲葉さんに誘われたのに乗っかって展示を観に行き、10年ぶりくらいに前田くんとエンカウント。全然変わらない。

https://ultrasupernew.gallery/en/tokyo/matter-rial-s-for-reflection

作品は陶芸作品がメインで色鉛筆の絵画作品で、話によれば、陶芸を作るようになったことで、以前までのペインティング作品でやっていたような下書きからきっちり直線で構成して…みたいなプロセスを経ずにフリーハンドで形を作るようになったのが自分で新鮮なんだとか。確かに以前までの力みのようなものが無くなってやさしい雰囲気の作品が増えたような気がする。

今は千葉の方で一軒家を借りて暮らしているそうで、小さい窯も買ったらしい。

前田くんもそうだし、自分は行けなかったけど同じタイミングで展示をしていた亀島さんだったり、少し疎遠になってからみんなずっと何かしら作っていて素朴にすごいなと思わされ、つくづく自分てなんもしてないよな~と思ってしまうのだけど、こうして毎週欠かさず週報として何かの感想は書いているし、平日簡単でも絵は描いているし、取るに足らないものではあるけどまあまあ活動してるような気もする。

展示を観終えてから稲葉さんと久しぶりにごはん。

読んだ記事

「消費したいものを気持ちよく消費するために、すべてのパフォーマンスは演者がやりたくてやってることにする」という建付け (フジテレビバラエティと『極悪女王』|山田集佳 )

これ。

聴いた曲