大学1,2年の基礎課程で担当だった教授が逝去したとの報せ。担当とは言っても、30人前後のクラスの中で講評時に自分の描いたものが触れられたり無かったりという程度のコミュニケーションしかなく、そんなに感情的になるという感じでもなかったりするのだけど、その講評時に彼が言っていた「デザイナーってのは森羅万象すべて知っていないといけないんだ」みたいな言葉はずっと頭に残っていて、仕事をしていてもよく思い出す。合掌。


両親の新型コロナワクチンブースター接種完

自分の住む自治体だと2回目までの接種ではファイザーだったのが、3回目からはモデルナも選択肢に登場。

「別のmRNAワクチンを混ぜた方が抗体の数も増えるぞ」などという話も聞いてはいたので、予約の際に「モデルナもあるけどどうする?」と母に一応確認したところ、間髪入れずにファイザーで良いとのこと。母の周りでもモデルナの方が副反応がきつい人がいたらしい。

TBSラジオでなんたらって医者の人が「高齢者の方が副反応出にくいのだから、最初期の高齢者向けの接種こそモデルナの方にして、ファイザーは若い層に回した方が、接種スピードという点から見れば良かったんでは…」みたいなたられば話をしていて、一瞬確かになるほどと思いつつも、高齢者の方こそ万が一のリスクを考えたら、その可能性の低い方を取りたいものだと思うので、接種できるけどファイザー待ちの人が多くなって遅くなったんじゃないかとも思った。

打ったから収束に向かうとも思ってはいないが自分もとっとと打ちたい。仕事の様子を見てモデルナにしてみようかな。

NMIXX

漠然と注目していた仮称 JYPn こと NMIXX がいよいよ。

JYP 所属で曲が好みなグループの曲とかそれほど無いし、そもそもアイドルの楽曲に対して期待を抱かない謎のペシミスティックな構えがここしばらく強固なので、「ハイハイあまり期待しませんよ」という斜に構えた姿勢で Trailer を見てみたところ、鳴ってる音が好きでそこそこ爆上がりしてしまった。自分の中では衣装のトンチキ具合も含めて、なんというかヌケが良い。

まあ全員が歌えるグループだし、蓋を開けてみたらBメロ辺りでビート落として歌い上げてくるタイプの曲だったり、そもそも EP のイントロ的なトラックの可能性も高いというか、往々にしてそういうものではあるんだろうけどとりあえず楽しみ。

ちなみに、これの前に公開されたコンセプトビデオのようなやつのフカし方がLOONAのそれみたいだったのは少し気になっていて、LOONAも依然として先行きが怪しいっぽい今、被せたらそのままそこの席持ってけるんじゃなかろうか…みたいな目論見があるのか無いのか…という邪推をしてしまう。

あと関係ないけど、SM の High-King みたいな企画こと GOT の ‘Step Back’ もここの所ピンと来ないのが多い SM の曲の中ではわりと好きだなという気が今になってして来ています。

NEEDY GIRL OVERDOSE All Clear

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一応トゥルーエンドとされているらしい 「Do You Love Me?」エンドと、それによって開示されるヒントでたどり着ける「Happy End World」エンドに到達できたので、残りの半分くらいのエンディングは攻略サイトで条件をカンニングしながらコンプリートして、最後の最後のエンディングも見ることが出来た。

2周目以降はあめちゃん(育成対象のキャラ)がいくらぶっ壊れようと、淡々とストレスを与えまくる作業的なプレイになっていき、その辺のエグみに対して麻痺しかけたりもしてしまったのだが、そんな風に遊んでいる最中にリリースされた IGN Japan の今井氏によるレビュー で提起されていた問題点(ゲームの進行上不健全なものになっていくプレイヤーの振る舞いや背景の文化そのものの加害性を自覚させる契機のなさ、「女性の配信者」という表象を利用しながらフェイクな次元でしか描けてない点、育成シムが本質的に持ってる権力性に対する批判のなさ…など)はその通りというか、プレイしたら自戒も込めて表明しておきたい点ではあるかなと思う。

深い内省とまではいかないまでも、配信カルチャーというかインターネットにパーソナリティを晒した時に向けられる加害性ついて、流石にこのゲームをやっていて何も考えないってことは無いと思うんだけど、単に露悪的なものを消費する感じで終わらないようなゲームとしての仕組みは必要なんだろう。

結局プレイヤーはあめちゃんを救う存在でもないし、何がその人にとっての幸せかだとか痛みかなんてのも、他人が規定して押しつけたり取り上げるものでもないけど、だからって開き直ってんじゃねえよ…みたいな、このゲームを通じて今の社会にもやもや思った事は、たまたま今読んでいる空木春宵の短編集『感応グラン=ギニョル』内の『徒花物語』に出てきたテキストとめちゃくちゃリンクしたので、今のムードなのかも。

けれども、一体誰に判る?
他者の抱えている痛みが、どれほどのものかなんて。
判らないならば、それで良い。判ろうともしないならば、それでも良い。
ただし、それならば、わたしの躰は、わたしのモノだ。躰の痛みも、わたしのモノだ。

今週観たMMA

今週は興行が多くてしんどかった。別に全部見なくても良いだろって話ではある。

ONEは日本人選手が3人出ていてそれなりに面白かったんだけど、MMAよりもキックボクシングのフェザー級グランプリに出ていたチンギス・アラゾフがやばかった。前に出て自分からバシバシ打ちながらスイッチして相手のパンチも見てカウンター当ててって、なんなんだっていう。

ヌルマゴメドフが主催の Eagle FC は初めまして。FLXという謎のストリーミングサービスに登録してタダで観れたので。エヴァンスとかハリトーノフとか立ち上げ時のブースト的に組まれる有名ベテラン選手が頑張ってた。少し見やすいACAみたいな感じか。

Bellatorはプレリムに出ていたルーカス・ブレナンが好印象。グラウンドに自信があってスタンドもグイグイ行くし、テイクダウンもスクランブルに持ち込んで粘っこく倒しに行けるので、観ていて面白い。その他では Eagle 同様こちらも UFC から都落ちしてきたベイダーとベンヘンが頑張っていた。特にベイダーはヘビー級とは思えない4R以降の頑張りが凄いので普通に面白い試合だった。ただどちらも判定では負けると思いきや勝ってしまっていたのがモヤっとしてしまう。

今週観たドラマ

  • 神木隆之介の撮休
  • 恋せぬふたり
  • 真夜中にハロー!

『神木隆之介の撮休』はWOWOWオリジナル作品のオムニバスなんだけど、一番最初の『有村架純の撮休』で是枝裕和が監督した1話のストレートさが良すぎて、惰性でそれ以外も観てはいるけど、俳優本人が自分の役を演じるフィクションの設定の仕方がなんだか軽くて、乃木坂の個人PVみたいだなと思えなくもない。

『真夜中にハロー!』は1話でひどいなと思ったら、それ以降 Twitter のタイムラインでも実況ツイートはほぼ見なくなったし、いくら盲目的なファンでもあれはだるいんだなというのが分かった。というかそもそもファンの中でも北野篤案件というのはそれなりの扱いになっているのを察した。舐めすぎ。