39になった。先週から断続的に続いている低気圧のせいかと思われた耳の中の詰まったような違和感があんまりよくなっておらず、こうやって体の色んな所がままならない感じになっていくのかと思うと、死へのルートがぼんやり立ちあがってくる気がする。健康でいたい、というかあんまりひとの手を煩わせずに死ねるようにしたい。
メニエール病ってやつなのか、外耳で炎症起こしてるのか、とりあえずどっかで耳鼻科行かないと。
納品ラッシュ
これとこれ(④)とあとなんか特にウェブでは公開されてない教材っぽいやつのアニメートをやりましたのでよろしくお願いいたします。
乗り切ったのでなんかひとつ中規模の散財をしようか迷ってる。
国葬ことお別れ会
映像は見てないけど、作業しながらTBSラジオのYouTubeで中継を見て荻上チキ氏らが話すサイマル的な配信を音だけチェック。
岸田文雄の挨拶は特に印象になく、菅義偉が安倍晋三が在任中に強硬に通しまくった法案を列挙しては、否定する要素などはまるでない単純な功績の様に語ってしまっていて本当にクソだなと思った。そればかりか世間的な評判も良かったみたいな話もあるらしく二重にあきれる。
あと2万数千人て一般献花の参加者数って一般参賀の参加者数と比べると微妙な数字のような気もするので、長蛇の列がどうのこうのという話はどっちかって言うと仕切りの悪さを示してる側面の方が大きいのではとも思う。
GOBELINSの卒制
GOBELINS(ゴブラン)というのは超有名なフランスのアニメーション専門学校ですが、そこの卒業制作が今年も公開され始めたのでこれから何週間かの楽しみが出来た。
1本目の『AU REVOIR JÉRÔME !』はイエローサブマリンみたいなスタイルだったり、ファンタスティックプラネットみたいだったり、主人公だけ輪郭線の太さが違っていたりとか、スタイルのミスマッチ具合と空間の描き方の自由さが気持ち悪くて面白かった。もっといろんなリファレンスがありそうだけど。
あと飛び降りて砕けた後の日々だらけになって歩く時のSEとかも丁寧でよかった。
今週読み始めた本
- 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』ガイ・ドイッチャー
- 『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』川本直
『言語が違えば~』はずっと買おうと思って放置してたらいつの間にか文庫になってたので買って読むしかないやんけという感じで。まだ読み初めだけど興味のあるところまで行くのが長そうな雰囲気がある。
『ジュリアン・バトラー』は去年散々話題になってたので買ってたものの、分厚いのでなかなか読みだすのに時間がかかっていたのだけど、読み始めたらすごく面白かった。カポーティとかゴア・ヴィダルみたいな実在の人物と関わりのあった架空の人物の架空の評伝をめっちゃちゃんとやるっていう、設定のギミック的な面白さがそこまであるものなのかはまだよく分からないけど、単純に描かれている話とジュリアン・バトラーというキャラクターに魅力がある。
今週観た映画
- 『ウィッカーマン』(オリジナル)
島民たちのカルトな因習が残るスコットランドの辺鄙な島に、行方不明の子どもを捜索しに来た生真面目な警官がひどい目に遭うのだが、その捜索の最中、島民が童貞を挑発するように昼間っから猥談したり素っ裸で火を囲んで踊っていたり、クリストファー・リーも素敵な歌声で歌っていたり楽しげでいい。
カルトのコミューンに迷い込んだ一般人がひどい目に遭うという見方をすれば単純にひどい話だけど、異教徒の世界にキリスト教的な世界観を押しつけに来る歴史的な横暴さと不寛容さのようなものもゴリっと描かれていて、意外といろいろ真面目に考えさせられる。
今週遊んだゲーム
- IMMORTALITY
- SAINTS ROW
- Cyberpunk 2077
『IMMORTALITY』は出演作3本のみを残して業界から消えた女優のフィルムのアーカイブが見つかったのでそれをとにかく調べてみようぜというゲーム。
特に目的も何も提示されないまま当てずっぽうに操作をして映像をチェックしてる内は、雲をつかむようなとりあえず触ってる時間が続くのだけど、ある瞬間に次のステージに進むポイントがあってそこからぐんぐん面白くなってきた。
映像フッテージ自体もちゃんと撮影されていて、興を削がずに進められるのも凄いのだけど、それらを使ってまた別の位相のストーリーのようなものを語るこういう見せ方がゲームでは出来るんだっていう事に改めて素朴に感心してしまう。
今週のMMA
猪木が死んだ。当然このタイミングでいろいろ巡る考えもあるんだけど、病気でやせ細ってしまった姿を見せた時点で、大なり小なりよくなったりする事はあっても終わりに向かっている事を覚悟させられてしまっているので、静かに手を合わせるだけのような気持ちに。
それはそれとして、またUFCが朝早くてちゃんと起きられなくて、11時からのBellator 286をU-NEXTで見た。
ボリッチを落ち着いて捌いたパトリシオの試合は地味だけど、個々の打撃がどうこうと言うよりも、終始フレームで劣るパトリシオが間合いをコントロールしてる様がしみじみ凄い。パトリシオはAJマッキーが階級上げてしまったのと、ピコが負けてしまったので、しばらくは順当にあてる選手がいなくなってしまいそうな雰囲気。
セミのAJ・マッキーとカーライルは、逆にすごい派手な展開だったのだけど、その中で総じてマッキーが落ち着いて押さえるとこは押さえていて一枚上手な感じ。
一番驚いたのは、アーロン・ピコが1R早々にケージ際のレスリング展開で肩を脱臼し他にも関わらず、ギブアップもせず、インターバルにセコンドが力技で強引に入れようとする様子が放送されていたやつ。これで綺麗にはまったのならまだしも、明らかに肩の形がおかしく、腕も上げられていないのでとにかくムチャクチャだった。格闘技に限らず脱臼が癖になってしまっているような人は自分で入れられるなんて話はよく聞くけど、まあやらない方がよさそう。
今週聴いた音楽
- LCD Soundsystem - new body rhumba
- !!! (Chk Chk Chk) - A Little Bit