Week17 : To be hurt is to be relieved
2023-04-30 22:47 (Last updated: 2024-11-19 00:08)
2305 Words // 5 minutes
こんにちは。2023年4月24日から30日までの記録です。
仕事がはじまっているようで本格的にはおっぱじまらないままGWに突入します。
いいのか悪いのか。
入管法改正案
便宜上改正案と書くけど一度はキャンセルさせられたものが結局より悪くなってしまった。
ウィシュマさんのビデオが公開された上で、人権をより蔑ろにしてるような改訂がなされてしまうのを見せつけられると、自分の所属する社会がああいった拷問や入管職員の人間性を失わせるようなシステムを容認しているように思わせられるし、ひいては自分個人もそうしているように感じさせられて本当にしんどい。リアルタイムでアーレントの言う凡庸な悪そのものみたいな光景を見せられている気がする。
想像力の本当に欠けている人たちがなんで率先してこういう話を進めようとするのか、想像した人たちから立ち止まることを求められてもなお進めようとするのか謎。
こまごま正確な事を具体的に書けたりはしないので、ふわっとしたナイーブな事を書いているなと自分でも感じるけど、とにかくそう思ってしまう。
Stable Diffusion
物凄く今更ながら触ってみている。
画像生成のAIはDALL-Eをちょっと触っただけでスンと飽きてしまったので、SDも別にいいかなというか、自分で環境セットアップしてやるほどの事はしたくないなと思っていたのだけど、(G)-IDLEやIVEのMVを2Dアニメ調にしたやつを見たら素朴にすげーとなり、で再度興味が湧いたため。
精度バキバキでクオリティ超高いってわけではないし、何を見ているんだと思うところもあるけど、あっという間にその辺も違和感ないものになるのだろうなと思いながら遠い目になる感じです。
実際に自分で触ってみて思うのは、特にイラスト系に顕著だけど油断するとすぐエロい感じになりがち(あわよくば肌を出してこようとしてきたり)だなとか、見たことのある顔のデザインがふっと現れると何とも言えない気持ちになったりするなとか。
あるいは誰かの絵を真似することから始まり、そこに他の要素を足したり、オリジナリティを模索してあれこれ工夫しようとしたりだとか、事故的なものが案外いいけど再現しにくかったりすることなど、基本的には人が自分の手でやってる事と変わんないな、という事も思う。今現在多く使われているような学習モデルを作るのにも何千枚みたいな規模で画像が必要だったみたいな話も目にするし、結局まだまだ過渡期でそんなに楽なものでもないのだと思う。「誰それの絵柄でなんたらってキャラにこういう格好させたい」みたいな程度の次元の話だったらあれだけど。
また自分で描くよりもずっと疲れるし楽しさや高揚感もそんなにないんだけど、プロンプトの微調整と生成ガチャを延々繰り返すのを結構長時間続けてしまえる自分はおり、それを自覚するとパチンコとかスロットとかを覚えなくて本当に良かったな、みたいな事も思ったりして。
あとは現実的に仕事で使うとしたらどういう組み込み方になるんだろう、なんてことも想像するけど、結局表に出すにはライセンス周りが複雑すぎて、そういう手の出し方をするにはまだまだリスキーな感じが拭えない。
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
映画を観て原作を読んでいる途中。映画は初めて入った渋谷のパルコの中にあるホワイトシネクイントで観た。
身も蓋もない書き方をすると、とにかく優しくて傷つきやすくて生きづらいと思っている人たちがいかにそう思っているかを見るような内容で少ししんどかった。TV版のエヴァみたいなっていうとあそこまで独りよがりになる場面は無いので言い過ぎかもだけど。
自分だってニュースやSNSを見てはうんざりするような瞬間は多々あるし、もっとそう感じて生きている人の気持ちだって想像するし、優しくありたいと思っているにしても、他人のそれをそのまま受け取りたいわけではないのを確認したというか。
また、原作の小説では登場人物の口には出されないモノローグで語られるような心情が、映画ではただ沈黙や間で観客の想像に委ねてくるような時間が長く、エチュードをそのまま見せられているようにも感じられて、良くない意味でのインディーズ日本映画っぽさを久々に浴びた。
せっかくぬいぐるみに思っている事を話すサークルっていう場が用意されているのだから、そこをもっと利用して心情を語らせてしまうような脚色が必要だったのかも知れない。とは言えそんなサークルの中で肝心の主人公はぬいぐるみに語りかけないというキャラクター設定だったのを考えると、なかなか大掛かりな工事になりそうで、おいそれとは脚色できないのも想像に難くないけども。
RIZIN LANDMARK 05
結構期待してしまっていたのに、金原の高水準の安定感以外はそんなに面白いところがないイベントだった。牛久のただの引き込みとか、平本の徹底したテイクダウンディフェンスはともかくとしても最終ラウンドに至ってまで後の先狙いに執着する戦術とか、いくら何でも周回遅れ感ないですかと思ってしまう。
倉本と太田の試合も結着こそ派手だけど、この組み合わせこそもっと見たい攻防があったのになっていう意味では残念。
近々にアーチュレッタとやる井上には期待しているものの、フェザー級の面々にはさっさとBellator勢とやって、この内容で喜べてしまうファンに現実見せて欲しいみたいな意地悪な事を思ってしまう。いざ試合となったら何があるかわかんないものではあるのだが、もっとリアルにファンも含めて世界における国内の競技レベルを知る必要がある気がする。
…なんてブータラ文句言ってないで、まずお前がちゃんと朝起きてUFC観ろやって感じではある。