Week28 : As a result of strict fault-finding
2023-07-17 15:28 (Last updated: 2024-11-19 00:08)
4023 Words // 9 minutes
NMIXX “Party O’Clock”
2stepの夏です。
サビ前にメインボーカルの人が歌い上げる感じで溜めすぎずに、ずっと同じテンションで走り切るような曲は最高。
ダメ出し魔
火曜の夜、8月末納品の仕事の打ち合わせにeg君とkg君が仕事場へ来ていたので、同席していたymさんも交えてあれこれ話した流れで食事しに行ったところ、eg君へのダメ出し祭りみたいになってしまい、ちょっとよくなかったな…と帰りながら電車の中で反省した。
彼が自主制作的にSNSへ上げていっぱいリアクションがつく小品と比べてクライアントワークを見てみると、クオリティを上げるための手段がただ物量や手数、レイヤーを増やすといった方向になりがちで、それが結果として彼本来の良さを潰しているように見える、というのは周囲はおろか本人も自覚している意見の一致するところだったのだが、そんな話をしていたら彼の人間性みたいな領域まで話が及んでしまった。
それに対してなかなか打っても響かないというか、言葉の認識がずれるというか、こちらの話したことをeg君の中で咀嚼し切らないまま、ふわっとした解像度の低いどっかで聞いたような紋切型の言葉で返してくるので、また「そういうとこだよ」みたいな感じでダメ出しポイントがどんどんスライドして結果何を伝えたかったんだかよくわからない感じに。
とは言え常々思ってる事ではあったし、そういうパーソナリティの根っこにあるものが作品の取り組み方とか頑張り方のずれに繋がっているような気はするので、少し立ち止まって考えるきっかけになったらいいなとは思うのだけど、あんまし変に引きずったりはしないで欲しい。
そんな具合にあの場で自分が若干レイムなバイブスに振れてしまったのは、さっと入れそうだからという事で深く考えずに入店した恵比寿の某という焼き鳥屋が、入り口の小洒落感の割にクソ狭くて席の配置も気が利いてないわ、お通しの枝豆も微妙だわと、入店早々げんなりしたせいもある気はする。
厳正なる抽選を行った結果、お客様はご当選されました。
当たりました。LE SSERAFIMのライブに。
ここにも書こうと思って忘れていたチケット申し込み時に直面したWeverseでのファンクラブ登録等の煩雑さや、高いチケット代、更にがっつりWeverseでなんだかんだといろいろ入力させられた挙げ句、入金と発券はコンビニでやらされるという謎の前時代的な儀式を乗り越えて行って参ります。
なんだかんだで直球のガールズグループのライブなんかに行くのも久しぶりで今からまあまあ浮足立っている。
パソコンがぶっ壊れた
いつも自室のPCは落とす事なく点けっぱなしにしてるんだけど、金曜の朝起きてみたらうんともすんとも言わず真っ暗だし、電源ボタンを押しても無反応でどうやらお亡くなりになった様子なのを察する。
しばしボーっとしつつ、まさか丸ごと駄目なのではなんて訳ではなかろうし、電源が点かないのはきっと電源ユニットかマザーボードのどっちかの不具合なんだろう…という事で、更にそのどちらが故障箇所なのか特定する方法ってないのかなと思ったら、電源ユニットのATXのコネクタをヘアピンでショートさせて通電するかどうか確認する方法というものがあって、それを試してみたところ問題なくファンが回転した。
その他最小構成での電源テストなどをしてみても、やはり何も反応がないことからして、これはもうほぼほぼマザーボードの故障なんではないかという事でほぼほぼ確定。
故障箇所が特定出来てとりあえずよかったね、と言いたいところではあるのだけど、正直電源ユニットを買い替えれば良いという話だったら出費もそれほど嵩まずに済むのが、今マザーボードを買い替えるという話になるとCPUのソケットが変わってたりだのなんだのでCPUとメモリまで買い替える必要があり、だいぶ高くつくのがわかっていたのでなかなか萎えてしまった。
今まで使っていたCPUは3世代前だったし、まあ買い替え時といえば買い替え時ではあったとは言え、今年はこれから他の出費もそれなりにある事がわかっていたので、今じゃなかったんだよな〜という事情もあったりして。
それに最近は主にStable Diffusionで遊んでいる事がメインPCの専らの用途で、さほど急いでハイスペックなPC環境が欲しい訳でもなく、メールやネットブラウジングやこんなテキストを打つ程度であれば、取り急ぎ代用で引っ張り出した10年前のモデルのMacBookProか、なんならiPadでも全然不便がなかったりするし、今買わなくてもなんだよな〜
…などとウダウダしつつも、その内発生するであろう重めのレンダリングではガンガン使いたいし…『Starfield』だってもうすぐ出るんだし…等々どうせいずれは買うのだからという事で腹を括り、仕事そっちのけでそこまで盛り盛りでない構成を見積もって発注を済ませた。
Core i7 13700KF + B760 + DDR5-4800 32GBx2 みたいな組み合わせで、ある程度リミットかけてあんまり電気食わない方向に設定して運用する予定。
諭吉佳作/men「Youth」 MV - YouTube
ryuchell
これまでどういう活動をしてきて、それらに対してどういうリアクションを受けていたか漠然と知っていた程度で、普段はあまり自分の視界に入ってくる事も意識することもなかった人なのだけど、訃報を目にしてしばらく思わずげっそりしてしまうようなしんどさがあった。
今のところ何が原因でどうしてこうなったのかはまだわからないから何も言えないとはいえ、僕たちが属し形成している社会が個人を圧殺してしまったような感触が腹にくるというか。
なんていう文章も自分がシスヘテロの男だから、外側にいる気分で何でものんきに書けてしまうことなのだ、というのを考えるのもなんかしんどい。
自分の生き方やアイデンティティを見つめた時に、ジェンダーやセクシュアリティという一側面にばかりフォーカスしなくてもやっていけてしまえる立場の特権性について、事あるごとに自覚してゆかなければいけない気はする。
ツール ド フランス 2023 2週目
盛りだくさんだった1週目と比べるといくらか地味ではあった中、総合首位のヴィンゲゴーをじわじわポガチャルが追い詰めてく展開。かと思いきや、ヴィンゲゴーも強さを見せ全く一筋縄ではいかず、だいぶ高いレベルの拮抗した戦いが続いていてこのまま山岳では決着つかなさそうな雰囲気。
14ステージの最後の超級山岳コルドジュプレーンの山頂手前でポガチャルがアタックを仕掛けるも、せり出す観客によって進路を制限されたカメラバイクが結果としてポガチャルの進路を塞いでしまうという、総合のレース結果を左右してしまう過失とも不運とも言えるような事が起きてしまったのがとても残念。流石に翌日のステージではペナルティとしてこのバイクのドライバーとフォトグラファーは除外されたらしい。ただボーナスタイムつけるような山頂に設定するのであれば、もっとしっかりロープ張るなりバリアしといてほしいという事に尽きる。
とかとか、ポガチャル応援寄りのスタンスで見ているとモヤりは尽きないのだけど、ああいうギリギリのアタックでしか勝負がつかないくらい拮抗してるのは事実なので、これで順位がひっくり返らなかったとしてもまあしょうがないかなと思うしかない。
ただエース同士のバチバチはそれとして、ここに来てUAEがチーム力と戦術でユンボを凌駕してるのではと思う場面が増えてきたのが面白い。
勝負どころの山岳の麓ないし中腹までユンボにがんがん脚を使わせて順当に枚数を減らしたところで、マイカあたりを先頭にして主導権を奪いペースを上げて一気にユンボのアシストを剥がす様とか、めちゃくちゃ考えてきたように見える。
極めつけは今季加入のアダム・イェーツが効いていて、彼がアシストの最後に構えることで、ユンボにはなんだかんだでクスがいる以上ヴィンゲゴーの脚を使わせるのは難しいって構図が崩れてかけているのにちょっとワクワクしてしまう。
つってもヴィンゲゴーがまた強くなってるので最終的にはポガチャルとのタイマンみたいになるのは変わらないんだけど。
そんな感じで休息日明けのタイムトライアルの緊張感が今から凄まじい。
Brandon Liew - VIRTUAL IDOLS [Full EP Stream]
今週読んでる本
先週読み終えた『走る赤』から引き続きSFづいていて、ペ・ミョンフン『タワー』と、創元社のSFアンソロジー『Genesis この光が落ちないように』を読んでいるところ。
『タワー』はバカでかいタワーという突拍子もない世界の舞台装置と軽妙な文体の中にしっかり社会風刺が盛り込まれていて、めちゃくちゃ面白い。ほろりと来るような描写もあるけど基本的にはノリが軽いのも助かる。
『Genesis』は『ときときチャンネル』シリーズがとても好きなのだけど、今回のも面白かった。
そのほか
- 満州 アヘンでできた“理想郷” - プレミアムA:朝日新聞デジタル
- かっこいい
- aimi×JASMINE「日本でもR&Bは死んでいない」 シーンへの愛と反骨心を剥き出しにした初コラボ作『Risk It All』を大いに語る - Real Sound|リアルサウンド
- “「私、R&B好きなんだよね」「あなたもここにいるっていうことはR&B好きなんでしょ」っていうことをみんなで集まって体感する場所”
- オタクはMisskeyやMastodon等の分散型SNSにアカウントを作れ
- “サンは森で、私はタタラ場で暮らす。その場合、サンが森で投稿した絵を見るにはまず森に行くしかなかったが、分散型SNSではサンが森で投稿した絵がタタラ場で見れるし、タタラ場の人達に広めることも素早く出来るのだ。あとサンが自分で森以外のところに投稿する手間も省ける。”
- 今週はMMAを全然見なかった。