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isbsh

Week28 : Not Just a Like

Table of Contents

2025.7.7~13。
仕事の請求と入金のタイミングなどもあり絶賛節制中。
仕事の仕方のわりに浪費しすぎていたなと反省もするなど。

しごと

先週も書いたけど部分的にお手伝いしたこちらが火曜日から放送・公開中。
と言っても自分の作業のひとつは、デザインされたクレジットの文字をぴょこぴょこ動かすようなものだったので、この YouTube のノンクレジットバージョンだと完全に存在しないものに…。なので放送でも配信でも本編を観ていただけたら幸い的状況。
その他2Dのエフェクト素材の一部とか、ラストの2Dのグラフィックの画面などの諸々もやっております。

参院選とSNS

𝕏 にて著名なアニメーターのひとが参政党の候補の支持を無邪気に表明していてドン引き…だけでは世間は当然終わらず、ざわざわした末に結局「とりあえず制作会社の偉いのひとに怒られたんで謝っときますわ、サーセン、自分は自分の仕事がんばりやす」的なテンプレ展開になっていて更に萎えた。

そもそも、「謝る / 謝らない」って単純なアクションだけが求められているような話ではないはずで、「あんたが支持してる候補者の主張にはこういう問題がありますよね?」という論点での対話とか説得が求められてるのではないか。それなのに、なぜか騒ぎが大きくなるにつれ「謝んないんですか?」という悪い意味でシンプルな圧にすりかわってしまうあたりに、議論が深まるよりも形式的な謝罪を引き出すのが目的になりやすいっていう、𝕏 の言論空間としてのクソさが表れていて、あんなのにすがらずには日常を過ごせない人間がいつまでも減らないことに対し、件のアニメーター以上に呆れると同時に憤りも覚える。ダラダラとあんな設計のプラットフォームに乗っかり続けて保全させてしまっている。そのことについてはユーザーの怠慢さにも責任があるのでは…と思ってしまう。

そりゃ別に政治の為になんかほとんどの人はSNSやってないとは思いますけど、社会の中で生きている以上は結果としてあらゆる行動に大なり小なり政治的判断や責任はついて回るものなのだし、どっかで腹括らないといけないんじゃあなかろうか。
それこそ選挙で投票に行かなかったり白票を投じることが、マジョリティの意見を後押しすることになるみたいに、自分が利用して盛り上がりを後押ししているプラットフォーム上でいくらノンポリみたいな態度を表明していたとて、知らんうちに極端な主張の後押しにつながっているとも言えてしまうわけだし。

というかそんな腹を括れなんて覚悟を決めるまでもないくらい、そろそろ「𝕏 やってんのだせえな」という空気になってくれたら簡単なのにな。

それはそれとして、仮にも政治家や政治家を目指す人間による差別的な主張が公然とされるようになるばかりか、それなりの支持を得るようになってしまっている現状を見ると、安倍晋三の自民党が極右にまでウイングを広げて囲いこんでいたのも意味があったのではという気もする。逆に、例えば杉田水脈みたいな連中を諫めることなく利用し続けた結果としての今なのかも知れないのだけど。

話は飛ぶけどついでに言えば、現行の公職選挙法においてメディアが未だに必要以上にガチガチなままなのに、SNSが野放しになってることを候補者もマスメディアももっと早く争点化しないといけなかったんじゃないかとも思う。

ちなみに東京住まいの自分は今のところ選挙区で塩村文夏、比例で社民党に入れる方向です。
塩村氏はフリーランス保護法の時など矢面に立ってあちこちで発言していたのも記憶に新しく、自分に近い立場の声を代弁してもらった感覚が強いのと、租税と社会保障についての感覚とかも比較的近そうなので。
情勢報道を読む限りではなんとなく当選も堅そうな雰囲気ではあり、戦略的投票として他に投じてもいい気はするものの、蓋を開けてみたら全然安泰でもなかったですということもありうるので、素直に投票しようかなという気持ちでいる。
比例の社民党は政策のバランス感覚もわりとまともな方なはずなのに、なぜか政党として瀕死なのがあまりに不憫なので、なんとか生き残ってくれ…という思い。あるいはチームみらいって全然調べてないけどどうなんでしょう。

とりあえず、投票日まで何があるかもわからんし普通に投票日に投票するつもり。

The Alters と Metaphor : ReFantazio

先週からプレイしていた『The Alters』をクリアした。途中クエストの取り組み方を勘違いしてやたらとやり直しまくる羽目になったけど、基本的にはコンパクトにまとまっていて遊びやすくて面白いゲームだった。
リソース管理メインの集団サバイバルクラフト作業ゲーとストーリーのバランスがそれなりに成立している良作…というのは IGN Japan の配信番組『今週遊んだゲーム』で渡邉卓也さんが話していた話なんだけど、まさにそんな感じ。
いつのまにか拗ねて言うこと聞いてくれなくなるオルター達に「…なんなん」と思わされつつ、最後はちゃんとそれぞれの人格を尊重したくなるように持っていく作りになっていたのも良かった。 ちなみに自分は企業と諸々の秘密を握ってシャンシャンにする「アライ社ルート」のエンディングに進んだのだけど、「まあこの選択でよかったよな…」と納得していて、他のルートについては全然知らないのだけど、まあ周回はしなくていいかなと思っている。

といった感じで『The Alters』が終わっちゃったので、Game Pass にATLUS が去年リリースした『Metaphor : ReFantazio』があったのでやってみているところ。
ATLUS の RPG プレイするのってたぶん中学生の時にサターンでやった『ソウルハッカーズ』以来なのでは。ペルソナシリーズはそんなにやる気しなくて全く触れて来てなかったので、だいぶ新鮮な感覚で楽しく遊べております。

キャラクター同士の細かいやりとりやプロットの展開はアニメのテンプレっぽい内容に留まっていると思うものの、絶対王政っぽい封建国家が民主主義的な統治の国を目指す過程を描くっていう大筋のストーリーは RPG では新鮮だし、それなりに開発者たちのメッセージも感じられて良い。それこそ現実に参院選が迫っているタイミングにプレイしていると、いくらか現実をリンクして考えることもしばしばあったりして。
この手のストーリーを描くとなると『タクティクスオウガ』みたいなストラテジー系のゲームが得意な領域で、ここに他国との外交だったり戦争のような要素も加わって背景描写がもっと分厚くなるのだろうけど、そこまではやってられないよな流石に。ただでさえ現状でもボリュームあるし。 にしてもハイザメはかっこいい。

『The Alters』も『Metaphor』も、1日サイクルで進んでくデザインは、コントローラーを置くタイミングを区切りやすいと思わせて「あと1日だけやってから…あと1日だけ…」という具合にズルズルとプレイ時間を引き延ばされてつい延々とやってしまう。

皮膚、人間のすべてを語る

読み終わった本。
皮膚の生理的な側面、社会的な側面、心理的な側面などをそれぞれ紐解いていきながら、いかに皮膚という臓器がわたしたちの自己を形づくるのに大きな枠割を果たしているかっていう話に気づかされる本で面白かった。 日焼けのリスクとか逆に日に当たらない事のリスクだったり、もっと細かい日焼け止めのSPFやPAみたいな数値についてとか実用的な話もちょっとあったりする。

ツール・ド・フランス 2025 1週目

近年のグランツールは本格的な山が始まる前から、積極的に総合を狙う動きが盛んだったりして全く退屈しないのだけど、例年にも増して今年は動きが派手で面白い。毎ステージワンデーのクラシックレースを見せてもらっているみたいな感覚。
なかでもアルペシンの動きは総合狙いではないからこそ、序盤の平坦ステージや丘陵ステージを面白くしていて、ツールでのマチューのやる気を感じる。それには第3ステージで不運の落車でリタイアしたフィリプセンがいなくなったことも関係しているのかも知れないが、なんにしてもマチューがガンガンステージ優勝やマイヨジョーヌを狙いに行く姿というのはやっぱり格好良すぎてたまらないものがある。

↑の第9ステージなんてステージ優勝こそ獲れなかったけど、スタート直後からチームメイトと2人でアタックするやゴールまで残り700m地点まで170km以上も逃げ続けてて本当にやばい。

とは言え総合争いはタイムトライアルでヴィンゲゴーが全く振わないわ、今年もレムコは長い登攀になると厳しそうだなというのが伺えてしまい、真のポガチャル一強時代の幕開けを予感させつつあるのかなという雰囲気。やっぱり対抗馬としてヴィンゲゴーには2年前までのように立ちはだかって欲しいところなんだけど、去年大きな怪我をしたのってキャリア全体でも影響が大きかったのかも…と思ってしまう。

今週読んだ記事