Week30 : Montmartre Gives Wout Wings
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2025.7.21~27。
ゲームしまくってるけどメタファー終わってません。

金欠につき久しく余計な散財が全く出来ていない中、去年 Kickstater で back した格子配列キーボード、Keyboardio Preonic が竹のパームレストと共に着弾。
久々に手に入れたキーボードは、Planck などでもおなじみの OLKB によるオリジナルの Preonic に Keyboardio が Bluetooth 接続とか独自に機能を追加した派生版みたいなやつ。
実を言うと Preonic 自体は以前 OLKB から直で買ったことがあって、必要十分且つミニマルな使い心地が好きだったものの、廉価版というか PCB と同じ材質のボードを上下に挟み込むだけでケースの無いチープな作りだったり、スイッチもホットスワップでなく一度ハンダ付けしたらなかなか交換できなかったりしたのもあり、いつのまにか触らなくなっていたので、作りの剛性感やら機能やらいろいろリッチな感じのものを新たに入手出来てうれしい。
ファームウェアやキーマッピングの書き込みは、これまで買ったことのあるキーボードと同様に QMK で管理するのかなと思っていたのだが、Bluetooth 周りで不具合があるとか何とかで、 Keyboardio による Kaleiodoscope と、その GUI 版である Crysalis というウェブベースのアプリで編集する仕組みだった。
Kaleidoscope についてはめんどくさくてまだ調べておらず、取り急ぎ Crysalis の方で最低限使えるように弄っただけ。が、どうやら Chrysalis だと、今使ってる他のキーボードのようにスペースキーの両隣のキーを Mac 用の英数/かなと Windows 変換/無変換を同時押ししつつ、ホールドでレイヤー切り替え…みたいな設定が出来ないくさいので、やっぱりきちんとマクロも含めたキーマップファイルを作って、Kaleidoscope で書き込まないといけないのかも。めんどい。
とりあえずスイッチを余らせていたお気に入りの Hako Violet に変更するとこまではした。
10日間に及ぶ1週目が毎日クラシックレースみたいな面白さだったのに比べると、2周目以降の本格的な山岳コースに入ってからはやや落ち着いた、と書くと語弊もあるのだが、総合争いに関しては正直なところ手に汗握るような展開になることもなく終わっていった印象の今ツールだった。
というのも、本格的な山岳コース序盤のピレネーの時点で、唯一対抗出来る存在だったはずのヴィンゲゴーの不調もあって、大本命のポガチャルが総合タイム差を大きくつけ、早々に勝負が決まってしまった上、それでも例年であればいくらマイヨジョーヌを着てようがステージを貪欲に獲りに行くような走りをしてきたポガチャルがそれをせずに、やや手堅く守りに入っていたように見えたのが要因としてあるだろう。
タイムトライアルや勝負どころできっちりタイム差をつけたら、後はチームのリソースも無為に消費するようなリスクは犯さずに守備的に走るというのは、まあ言っちゃえば伝統的なマイヨジョーヌの走りなんだけど、あのポガチャルもそういう走りをするようになってしまったか〜…これが成熟ってやつか〜〜〜…みたいな寂しさというか残念さのようなものもうっすら感じたのだった。
ただ今回のツール自体が、各ステージのコースレイアウトもさることながら、ステージごとの移動距離も比較的長く、また天候が悪い日がとても多かったりなど、単純に疲労もフラストレーションも溜まりやすいツールだったという話は方々で目にするので、単にポガチャルが変わってしまったなんて言うのは早計かもしれない。
その証拠じゃないけども、今回最終ステージ終盤のシャンゼリゼ周回コースに特別に加えられたモンマルトルの迂回ルートでのポガチャルの走りは、みんなが思い描く彼の姿そのものだったので、やっぱりこういう姿をまだまだ見せてくれ頼む! という気持ち。
また、最終ステージに関してはもうひとつ嬉しいサプライズがあり、ワウト・ファンアールトがモンマルトルでそのポガチャルを単独でぶっちぎっての優勝を飾ったのを観ることが出来て、軽く目頭が熱くなった。
ここ数年はアシストとしては替えの効かないスペシャルな活躍を見せるものの、自身のリザルトに関してはなかなか勝ち切れずにシルバーコレクターと化していたばかりか、昨年のブエルタでの落車による怪我の影響もあるのか、はたまたシンプルな加齢による衰えなのか、少し精彩を欠くような場面も目立つようになってきて、肉体的なピークは過ぎてしまったのかな…なんて思うところもあったのだけど、そんな疑念や鬱憤を晴らすかのようなマジで強いワウトの姿を久々に観れてめっちゃ嬉しい。シャンゼリゼのフィニッシュで一番よかったと思う。
というわけで長い旅がまたひとつおわった…と思いきや間髪入れずにというか終わる前にツール・ド・フランス・ファムがはじまっており、退屈しない夜がまだしばらく続きそう。
対戦カードのうち興味があったのは、パトリッキー・ピットブルvs.野村駿太、井上直樹vs.福田龍彌、ヤンジヨンvs.安藤達也くらいではあったのだけど、ついうっかりPPVを買って観てしまった。
上に挙げた3試合に関しては予想通りというかポジティブに期待通りの内容で、唯一バンタム級のタイトルマッチに関しては福田がもっと競るような内容にならないかなと思っていたのが、予想以上に一方的で井上のレベルの違いを改めて見せつけられた感じ。
既にいろんなところで言われている話の受け売りになるけど、井上の間合いの管理とジャブの上手さはやっぱりすごい。福田のように相手の動きを見切った上で距離の詰まったところを打ち抜くスタイルに対して、自分からゲームメイクしてイニシアチブをとりつつ相手のターンになった時には相手の間合いにいないようにするっていうのを徹底出来ているというか。
もし井上がRIZINの先を見据えるのであれば、この土台の上にもっと明確なフィニッシュにつながる動きを仕掛けられるようにならないといけないのかも知れないけど、朝倉海も堀口もいないRIZINで国内選手が当てられる限りでは、現状で十分対処可能みたいになってしまってるのは、それはそれでなんかもったいないような気もしてしまう。まあでも大晦日か年明けにサバテロとは組まれそうな気もするし、そこでどうなるのかが気になるところ。
安藤達也はようやく陽の目を浴びたなっていう感慨もある一方で、成績残したと思ったら急にどっか行っちゃうような印象のまま早何年…みたいことを繰り返しているひとなので、とにかく今集めてる期待にきちんと応えて欲しいな、なんて思ったら、試合後のインタビューを観る限りでは結構腹を括ってRIZINで結果残してキャリアを終えたいような話を真面目に語っていたので、期待していいのかもしれない。でも井上相手だと相性的にちょっと厳しいんじゃないかと思ってしまうがどうなんだろう。がんばって欲しい。
野村は欲を言えばもう39歳で連敗中のパトリッキーが相手なら、フィニッシュして勝ち切って欲しいくらいまで期待しているのだけど、なにはともあれ危なげなく勝っていて流石だった。ただこの試合がどうこう以上に9月にサトシとやらされるって話に、流石に急ぎすぎではとネガティブに感じてしまった。RIZINのチャンピオンシステムで上り詰めたとて、サトシを見ても正直その先のストーリーが全くないのをどうにかすべきではという気がするのに、そんなにサクサク消費しちゃっていいのかね的な。
UFCのデリダーvs.ウィテカーはこれから見ます。
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