Week47 : BUSINESS!!!
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2025.11.17~23。
今週は打合せばかりで作業らしい作業はさほどなかったので久しぶりにやるVJの準備をシコシコやっていました。その準備に時間を取られていたので今週もほとんど何も描いてません。
去年GATASのDJの人たちがゲスト出演したイベントに一緒に参加してはいたけど、ClubGATASというイベントに自分がVJで参加するのはだいぶ久しぶりだなと思ったら、ちょうど2年振りだったらしい。
そもそもClubGATASってなんやねん…という人もいるかもしれないので一応説明すると、ハロプロファンによるDJイベント、クラブイベントみたいな催しのことです。なんやかんやでかれこれ10年以上も続いており、続けてる主催のケソさんは凄いと思うと同時に、自分はハロプロもそんなに追わなくなっているのに10年もズルズルと何をしてるんだという気分にもさせられる。まあここ最近は、自分が映像係で入る下北沢でやるちょい大きめの回も年イチあるかないかという感じではあるのだけど。
誘われた当初から数年はなんせ自分自身がハロプロどっぷりだったこともあって、準備の段階からそれなりの熱量で臨めていたのも今は昔。現状はというと最早気持ちも枯れに枯れてしまっており、カップリングとかアルバム収録曲のような一段マイナーな曲になるとどれがどのグループの曲やらあやふやもいいとこだし、なによりそんな状態であろうがお構いなしに定期的に増え続けるメンバーやグループの映像素材を集めるのが本当に大変でしんどい…という体たらく。なので、熱量のたぎっていた頃には保っていた「自分が吟味したいい感じの素材をいっぱい用意するぞ」というこだわりは捨て、手っ取り早く短いループ映像がゴロゴロ落ちてるグループやメンバー公式のInstagramやTikTokあたりから底引き網のようにゴニョゴニョし、それでもカバーしきれなさそうなものは汎用性の高そうなライブ映像をYouTubeから同様にゴニョゴニョしてしまうというドライさで準備を進めてみたところ、結果としていい感じに用意できて「…こだわりなんていらんかったんだね」という気持ちになった。
ファンのイベントなんだし、おそらく本当に喜ばれるものは何かと言ったら、かかる曲のMVなりライブ映像なりをビタッとリップシンクさせるようなものが盛り上がるのだろうなとやりながら時々思う。でも、そんなの仮に1曲2曲出来たとしても6時間やり続けるのはちょっと無理があるし、なんだか仕事以上に仕事みたいであるばかりか、その場の奴隷みたいな気分になりそうでやりたくないなと思ってしまう。
…などというお気持ち表明はともかくとして、そんな具合で最近の中では比較的準備に手応えも感じていたのだけど、肝心の本番でプロジェクターと内蔵ディスプレイの間でカーソルを見失ったことでパニックに陥り、アプリケーションが固まったのかと勘違いして慌ててMIDIコントローラーをつなげているUSBハブを何度も抜き差ししていたら、カーソルこそ発見したはいいが、今度はMIDIコントローラーが一切認識されなくなるというトラブルに見舞われ散々だった。
しかも、今回は特別につばきファクトリーの10周年ということもあり、ハロプロ楽曲大賞とのスピンオフ的なコラボレーション企画として、つばきファクトリー楽曲大賞なんて事前にSNSで募っていた楽曲への人気投票の結果発表的なコーナーで、ランキングの下から順にケソさんが繋いでいくのに合わせて順位画像を表示させなきゃいけないところで、一か所フライングで次の画像を出してネタバレかましてしまうというミスもあったりして、まさに踏んだり蹴ったり。
準備を始める前はしんどみがでかくて今回で最後にしてもらおうかなんて考えたりもしていたのだが、その辺の準備のモチベーション維持はどうにかなりそうだというのがわかったし、次があるならリベンジしたい。
これでも一応FSS読者なのだけど、映画の『ゴティックメード』はFSSが長い休載に入って自分の興味も盛り下がっていた公開当時にはスルーしてしまっていたので今回のドリパスの上映が初鑑賞。
今となってはそれが名前こそ違えど連載再開後のFSSに繋がるものだと知っているし、言っても13年前の作品だということもあって、正直クオリティに対する驚きみたいなものは残念ながらなかったのだけど、ただ永野護の絵が永野護の意図しているように動いているのだなという映像を確認できてよかった。
欲を言えばGTMのシーンをもっと見たかったし、もっと派手なアクションを少し期待してもいたから、あのあまりにあっさりしたクライマックスも食い足りなさはある。ただまあそうは言ってもGTM同士の戦闘は大体ワンパンで終わるものみたいな永野護自身による説明は作品内で散々されていたことでもあるし、あれが永野護の中でのGTMだと言われたら何を求めるのも無粋なのよ、ということで受け入れるしかないのだ。映像演出として、デカいものが俊敏に動いているようにもっと感じさせる演出みたいなことはやりようがあるとは思ってしまうけれども。
また、この作品がソフト化も配信もされていない理由のひとつに音響こだわってるから劇場で観てくれっていう、これも永野護の強い要望があるかららしいのだけど、実際音響はすごくて、GTMのシーンやシステムカリギュラの面々が出てくるとことではなんか聴いたこと無いようなSEがそこかしこから聴こえてくるのが面白かった。それがあるからなおのことGTMのシーンをもっと…(以下ループ)。
WOWOWの放送を録画したやつで鑑賞。
生活保護が題材になっていて、制度にまつわる誤解や先入観に対して慎重なバランス感覚ではあるけど、生々しい問題を描こうとするとやっぱり女性の、特にシングルマザーみたいな立場の人がひどい目に遭う展開が盛り込まれることになるわけでしんどく感じる人もいそうな話。
そんな中に主人公のやさしさによってささやかな希望が差し込まれはするのだけど、タイトルからしてそれすら台無しになりそうな不穏さが充満しているため、どれだけほっこりした場面でもなんだかつらい気持ちにさせられる。
と思ったらクライマックスでめちゃめちゃアホみたいなひっくり返し方をしてくれるので最終的には楽しめてしまった。
不幸でやさぐれた綺麗な人をやらされまくってる河合優実さんが安定していいのはもちろんとして、やたらと厳格な社会正義を振りかざしてくるが最終的には一番しょうもない役所の職員宮田を伊藤万理華さんが演じていたのもよかった。
ただ、あのクライマックスはめちゃめちゃ楽しめるのと同時に、いろんな問題をうやむやにもしてしまうと効果もありそうで、宮田のしょうもなさだけ抜き出しても「あんな正義面して正論振り回してる人間なんて中身は結局ロクでもなくて、やっぱ左翼とかリベラルなんてしょうもないのだわ」と都合よく読み替えてしまう人もいそうだな、みたいな懸念もちょっと過ったりはする。先回りしすぎた杞憂かもですが。
どんどん加速するメジャー化巨大化に伴って知人もぽちぽち参加するようになっており、何年か前にMastodonでtakaokaさんが「知り合い同士でじゃれ合う場所になっててつまらん」なんて風に揶揄していたような状況に自分も踏み込みつつある。まあ別にそれでもいいじゃないとは思うのだけど。あいさつ回りが目的化して、義務的に本を買うみたいなことにはならないようにしたい。
以下買った本です。
- 『ダブルダイナマイトのおしゃべり映画館 II. 激闘篇』 てらさわホーク・大山くまお
- 『ガンダムもプロレスもあるフェミニズム映画評論集 失われた革命編』 山田集佳
- 『映画と生きる 映画にまつわる4つのエッセイ』 山田集佳・竹島ルイ・nozu・Izumiumi
- 『40もすぎてガンダムかよ』 中島りも
- 『ハイパーファン倶楽部 特集 恋したい人・したくない人・わからない人。アイドルファンの"好き"と恋愛』 ハイパーファン倶楽部
- 『もう、バズなんて言わない』 嘉島唯・籏智広太・吉田雄弥・丸山愛菜
- 『美味しんぼエッセイアンソロジー 恋愛編 ZigZagに恋して!』 水色残酷事件
- 『少年少女使い捨て』 西川口圭
- 『今日の長女 今日の次女』 クリハラタカシ
- 『別冊よすみ 第一集』 よすみ編集部
- 『今日のねこ先生 立志編』 イナバタクヤ
- 『Θの散歩』 富田ララフネ
堀口恭二9年ぶりのUFC再デビュー。スタンドの打撃で圧倒、組みでも圧倒、とこれ以上ないくらいの出来で完勝快勝。ちょっとすごかった。フライ級の選手とは言え曲がりにもハビブ一門のダゲスタン人をこんなボロ雑巾みたいに出来る日本人がいるんだっていう。 オクタゴンインタビューもなんかいつものガハハのノリでカマしており、こちらもすごかった。 “I’m really respect for pantoja, but fight is a fight! You know? BUSINESS!!!” だって。
ついでにメモッとくとこの日のコメインでムハマドを下したギャリーはなんか強いんだけど突き抜けたものがないままここまで来ちゃった感があって少しモヤッとはしている。逆にツァルキャンは強すぎです。