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isbsh

Week03 : Radical Golden Mean

Table of Contents

2025.1.12~18。
今週から始まる作業に備えて先週抱えていた作業をかなり巻き気味に終わらせたのだが、蓋を開けてみたら今週やれる作業というものが実はそんなに無くてなんか暇でした。

「今日は帰ります…」という描き文字と横向きで両手を組んで前に伸ばし、あくびをしながら歩いているポニーテールに部屋着の人間の絵

中道改革連合

これまで公明党というと連立与党の相手だった自民党の補間勢力くらいにしか思っておらず、加えて創価学会が母体というのもあり、投票先として候補に入ることがなんなら自民党以上になかったので、そんなに政策とか細かくは追っていなかったのだが、実は選挙の際にボートマッチをやってみると立憲民主に次いで一致度の高い政党になることがしばしばあって、意外と立憲との親和性は高いのだな~ということは薄々感じていた。

だもんで、公明党が連立を離脱した段階で立憲からしたら一番組みやすい相手なんだし組んじゃえばいいのにと思っていたため、今回の動きには意外とそこまでびっくりもせず。
って流石に新党結成までは想像していなかったけど、比例の重複立候補のいろいろな都合でそうなったという説明を聞くと、自然な流れですなとまでは言わないまでも、選挙の為に呉越同舟で無茶苦茶やってんなという印象はない。

というか一番どうかしてんのはこのタイミングでの解散だろっていう。 とりあえずで連立組んだ維新はいちいちめんどくさいし、内閣支持率が高い今だったらワンチャン単独過半数狙えんじゃねとか思ったのか知らないが、いちばん選挙に勝てそうなタイミングだからなんて理由で解散しないでもらいたい。その空気を作ったのは安倍晋三なわけだけど、後に続く政治家たちによってどんどんなし崩し的にそれが当たり前になってしまっているのを見ると、やっぱり政治家の良識にまかせた曖昧なレギュレーションはやめて、なんらかの規制を明文化しないといけないんじゃないのと思う。何なの総理の専権事項って。

それはともかく新党の名前は中道改革連合とのことで、根強い左派アレルギーへの配慮を感じるネーミング。まあ抽象的なワードよりはわかりやすいのではと思う。それでも報道を見ると「中道」って言葉が世間になじみがなさ過ぎてうんたらかんたらということを言われたりもしているらしく、それはそれでなんだかなと呆れてしまったりもして。

実際選挙でどこまで競るのか気にはなるけど、確実に維新がひとり負けしそうなのだけはわかる。

令和ファシズム論

読み終わった。井手栄策の去年出た本。
分かち合いの社会とかベーシックサービスとか、終章はいつもの井手栄策の本で書かれてるような主張の話になるんだけど、この本はそういう政策が必要である理由として、戦間期における日本とドイツの政治と財政の状況から社会がファシズムを受け入れて雪崩れ込んでいってしまう時の条件を洗い出し、今の日本の財政と政治の状況と比較しながら説明されていて、一番説得力と切迫感のある本だった。

たとえば戦間期の日本の話で出てくるのが当時の財政のハンドルを握っていた高橋是清。自分は高橋是清というと二・二六事件で暗殺されたって程度の情報しか知らなかったところを、世界恐慌の時に金本位制やめたり国債バンバン発行する、今でいう超積極財政で景気回復させたはいいが、同時に軍事費の膨張が制御不能になり、後に健全財政に切り替えたことで軍部の恨みを買ってやられたって流れについて、もう少し突っ込んで学べて勉強になった。 で、この前半の積極財政による成功の歴史が今の日本の積極財政論にも影響を与えているみたいだけど、高橋財政がもたらした負の影響にも目を向けないとまた同じファシズムへの道を歩みかねないのでは…みたいな話につながっていく。

また昨今のSNSを中心に筆者が「小さい権威主義」と呼ぶような、理念や哲学を持たない身近な指導者=インフルエンサーによってシンプルで極端な意見ばかりが流布し、やがて極端が当たり前になっていってしまう怖さが説かれている。そしてそういう世の中の空気に対して問われるわれわれの姿勢ってなんでしょうねとか。

正直読みながらこれはひょっとしなくてももう詰んでるんじゃないですか…的な気分にもさせられるのだけど、いろんな人に選挙の前に読まれて欲しい。人を選ぶかもしれないが、財政と歴史にまつわる人文書なのに書き手の温度が感じられるのもいい。

対立しあうものの中庸をさぐることが政治の核心だ、とシュメルダースはいった。みなさんも「中庸の美徳」とい言葉をきいたことがあるかもしれない。これは、ふるくは、アリストテレスにまでさかのぼる概念である。
アリストテレスは、『ニコマコス倫理学』のなかで、「放漫」と「けち」の中庸を「寛厚(気前のよさ)」だ、とのべた。寛厚は放漫とけちをたして二でわったものではない。気前がいい人はけちではない。だが、無制限に金をあたえることもない。寛厚は両者をこえる価値をもっている。統合的な価値をもつなにかをめざして、私たちは、おわりのない、だが、にげることのゆるされない旅をつふけなければならない。
(井手栄策『令和ファシズム論』 p340~341)

そのほか

 

  • 久米宏が逝去。改めて政治と報道の在り方やニュースを伝えるということについていろいろ考えてしまう。
  • 『ANTHEM」が完全にサービス終了。動かした時にいちばん気持ちのいいゲームだったと今でも思ってる。
  • 『劇光仮面』8巻を読んだ。65話の69のシーンがいかれすぎてて凄い。
  • 『冬のなんかさ、春のなんかね』、これ以上ないくらい今泉力哉な作風で、地上波プライムタイムのテレビドラマでこれやんのいろいろやべーな…となる。それはそれとして杉咲花さんのスタイリングがかわいい。
  • ガーデンプレイスのボンベイで初めてボンベイカレーを食べたところおいしかったのだけど、食べた後に体中からにじみ出るニンニク臭が強烈で上着についた臭いが3日くらい取れなかった。
  • セールで買った『Little Witch in the Woods』が自分にはスローライフ過ぎて眠い。
  • のもあってリリースされたばかりの『Cassete Boy』に浮気。
  • 『MARY - メアリ姫の奪還』もやった。
  • 『∀ガンダム』を観始めた。昔観た時はあまり感じなかったけど序盤の戦争の始まり方は今見ると結構つらい気持ちになる。

きいたやつ

 
     

「帰らせて頂きます」の描き文字と「馬馬虎虎」というオレンジのデザインが入ったネイビーのキャップにベージュのコートを着て右肩にトートバッグをかけた長髪の人間の絵、背景はピンク