Week04 : Attracted Old Man Gag or Groove
2023-01-29 21:39 (Last updated: 2024-11-19 00:08)
3531 Words // 8 minutes
先日、よく行くカレー屋で客が自分ひとりだった時、ネパール人の店員さんからいきなり社員間のLINEの画面を見せられて、書かれている日本語について聞かれたり、社長の圧が最近しんどい的なほんのりした愚痴を聞かされてちょっと困惑しました。
Fediverse クライアントいろいろ
一応 Fediverse という言葉というか概念にこだわってはいるけど、まあ要は Mastodon の話で、いろいろクライアントの開発が活発になってきている雰囲気がなんかちょっと楽しい。
家の Windows と仕事場の iMac では ブラウザで Elk。iPad では Ivory。Android では Megalodon に今のところ落ち着いている。この辺が自分にとっては UI が丁度良くてストレスがより少ないからという、ごくごく単純な理由で。
それぞれ無料だったり有料だったりするけど、こういった開発が行われるのを当たり前のことと思ってはいけない…という気持ちでそれぞれ課金なり寄付なりをさせていただいた。
- Elk - https://elk.zone
- Ivory - https://tapbots.com/ivory/
- Megalodon - https://sk22.github.io/megalodon/
ていうか、それはそうと、はよみんなこっち来ないかなと思っています。いますよ。
Tweak New Twitter
クライアントつながりじゃないけど Twitterのトレンドとか広告とかを諸々非表示にしてしまう、Unhookと同じような拡張があり、Android でも Firefox Nightly であれば入れられるようだったので入れてみた。
For now, to use Tweak New Twitter on your Android device: s
- Install Firefox for Android Nightly
- Follow these instructions to enable Custom Add-on collections:
- TL;DR: Settings → About Firefox Nightly → Tap on the Firefox logo 5 times
- In the “Custom Add-on collection” setting which is now available, enter the following details and tap “OK”:
- 13844640
- Android-Collection
説明通りやったらなんなく出来たのだけど、起動とか動作がなんだか目に見えてもっさりしており、はっきり言えば体験として良くはなく、これだったら TweetDeck の PC版サイトを PWA でインストールして使う方がマシだわという感じ。
TweetDeck といえば、あの機能をモバイルアプリに落とし込んだ MarinDeck ってのもあり、それ自体はまあ悪くないのだけど、入れてるだけで結構バッテリー食いまくってる様子(未検証だけど)なので、そこまで頻繁に Twitter に張り付こうという好奇心もない今の自分には合わず。
- Tweak New Twitter - https://github.com/insin/tweak-new-twitter
- MarinDeck - https://play.google.com/store/apps/details?id=online.hisubway.marindeck
NOPE(IMAXレーザーGT)
池袋のグランドシネマサンシャインで1週間限定のIMAXレーザー再上映があるって事で行ってきた。
IMAXの画角とか音響になるからこその面白さとか迫力みたいなものを自分では言語化しにくいんだけど、まあ単純に体験として面白かったし、単純に見直すことでより色んな対比が立ち上がってくる感覚があってよかった。
AOMG FOLLOW THE MOVEMENT TOUR 2023 JAPAN
Zepp DiverCity にて。わりと久しぶりに会う王冠さんと。
まともなライブを会場でみるのが久しぶり過ぎて、時間とか場所とかの勘がぼやぼやの状態だったため、コンビニでバーコードを提示して小銭を払って紙のチケットを発券…という、なにか違法な事をしているような錯覚さえ感じる回りくどい手続きに改めて対峙させられて、その謎さに愕然とするなど。
チケットはソールドアウトだったらしく、会場もほぼほぼぎっちり。オンラインオフライン問わず日常生活ではそう多くの数と接する事がない、韓国の HIPHOP/R&B リスナーがこんなにいるんや…という驚きみたいなやつがあった。こういうのも久しぶり。
Woo, イハイ, Loco, glay, Yugeom, Simon Dominic の5人のライブという事で、まあそれぞれ2曲ずつくらいやる感じだろうかなどと舐めていたら、がっつりその倍以上はやってくれて、しかもそんなにしっとりした曲に落ち着けるパートがあるでもなく、18時前から始まって22時前までそこそこ上げっぱなし、というのは楽しいんだけど中年には普通に疲れてしまうボリューム。こんな通貨も弱くなってるボロっちい国に来てくれるばかりかそんなにやってくれるのは、ただただありがたい話でしかないのだけど。
そんな感じでとにかく疲れてしまったせいもあり、ステージの詳細の記憶なんてものは曖昧なものしか残っていないのだが、節々でああそういや AOMG ってわりかしアイドル的な受容のされ方なんだよなというのも思い出される光景が度々あったのが印象深かった。
おそらく完全にウケを理解した上での韓国なまりのかわいらしい日本語で冗談言ってくれたりだの、ファンサもアイドル以上にやってくれるわだの、若い女性が「ギャーグレイオッパ!」みたいな状態になるのも無理ない如才のなさで、数年前に豊洲でみた Jay Park の時には日本語のMCをしてくれるような事もあまり記憶になかったのに比べると、すげーグイグイ来るじゃないすかというか。
学年で言えば自分と同学年の Simon Dominic による尿路結石等のワードを織り交ぜる、かっこいいから許されていそうな中年ギャグMCなどもあったけど、そういえば結石ってケーセッキっぽいよな…みたいな事も思ったりした。
あとはなんだ、イハイの"H.S.K.T"とか、Woo の"We Are"とか大好きな曲ももれなくやってくれてよかったです。
New Jeans のはなし
AOMGのライブ入場前に、王冠さんと時間つぶし的にビール飲みながら久しぶりに軽くあれこれ話している中 New Jeans どうなんすかねという話題に。
端的に言えば結構感じているものは近くて、普通にクオリティ高くて全然いいんだけど、狙いの精度が高すぎる故に逆に乗っかりづらいみたいな感じと、それに抵抗なく反応しちゃう周りにいる同世代のアイドルファンのおじさんを目にすると、なんかちょっと冷静になってしまう…みたいなところがあって、結局のところ一番バランスよく受け取れるのは LE SSERAFIM なんですよねという結論に。
まあそうは言っても、New Jeansに限らずY2KブームみたいなノリでK-POPのメインストリーㇺに90~00s風のR&Bのが曲が増えてることそのものは、シティポップブームなんかに比べればずっとうれしかったりもして、もっと日本のガールズグループにもこの流れが波及して欲しいところ。みたいな話も。
それはそれとして、というかたまたまタイミングを同じくして今週のアフター6ジャンクションにてNew Jeans特集があり、高橋芳明さんによる楽曲解説がなされていて、結構面白かった。ジャージークラブとか聴けばまあこういう感じの曲だってのはわかるんだけど、具体的にどういう要素で成り立ってるのかとかどういう流れから派生したジャンルなのかとか、あんまりよく分かってなかったので。
- 特集:アトロク・ミュージックコメンタリー1月号 NewJeans編(音楽ジャーナリスト、高橋芳朗)| TBSラジオ「アフター6ジャンクション」- https://anchor.fm/after6junction/episodes/1-NewJeans-e1u1kks/a-a983mt9
XG - LEFT RIGHT
これとかまさに。
【特集】なぜ、父はネット右翼になったのか?ルポライター鈴木大介さんが家族と向き合い、見えてきたものとは :TBSラジオ「荻上チキ・Session」
ネットリテラシーに疎い高齢の親が、スマホの普及などによっていきなりSNSの空気などに触れた結果、知らぬ間にあれよあれよとネトウヨ的な言説に染まっていた…というのは現代日本における一番身近なホラーのひとつ。この放送もそういう恐怖体験についてなのかなと思ったら、序盤こそそういう話だったのが、だんだん自分の側にも認知バイアスがある事に気づかされ、そもそもの話として親世代とのコミュニケーション不全がある事とか、自分の側を含めた環境の問題について考えてしまったという話になったのが興味深かった。
先週読み終えた『ストーリーが世界を滅ぼす』ともつながる話で、犯人探しとか誰かを悪魔化する事だけではなく、コミュニケーションの手段が誰かの悪口から始まるものだけではないという事を学ぶ必要があるのは心に留めておきたい。
鈴木大介さんの穏やかな話しぶりも良かった。
そのほか
- 「意味はない。次元の異なるというのがまさに異次元ということだ」 / 表現先行で具体的な中身がないんだろどうせって話のために、程度の低いアホみたいなやりとりを読まされているようで脱力。
- 適切な情報公開のできない防衛省に防衛予算の倍増を認めて大丈夫なのか -ディスクロージャー | videonews.com / アメリカの国防長官以上に防衛大臣の日程表が塗りつぶしているのは、自分を高く見積もり過ぎでは。
- 『今夜すきやきだよ』第4話。物語のはじめにあった、PC的な予め言語化できてしまう問題設定から少し踏み込んで、少し言葉にしにくいような違和感に触れはじめているように感じられてよくなってきた。
- 『ほんのこども』理解をあきらめて適度に踏みしめつつ先へ先へ読んでくのが楽しいという気付き。
- 『群像』に掲載されていた円城塔の短編『レンダリング・タイムカプセル』が面白かった。過去の遺跡から復元したデータを開いてみたら、当時の初老の男性が趣味で始めた3Dのモデリングデータとかでうんたらかんたらっていう。
- しばらく放り投げていた『仁王2』が分かってきた。分かってきたけど最初のボス馬頭鬼はまだ倒せず。