こんにちは。2月13日から19日の記録です。

確定申告をぬるぬると進めている。現金払いの支出をまとめ、 Moneytree上で項目がおかしくなってるとこを修正し、だいたい数字はまとまったのであとはやるだけ。なはず。


一週間のまとめかたについて

前にも書いたような気もするし書いていないような気もするんだけど、ここに書いている1週間のまとめは、基本的に週末に書いてアップしていて、その際、思い出したものをまとめてドバッと書いているというよりは、平日の間にNotionで適当にメモしておいたものを週末整えている感じ。いきおいで本文まで書いている事もあれば、サブジェクトだけだけだったりもする。

じゃないと大変だしなんだかんだで結構すっぽ抜けてくので。


メールサーバー

一昨年から始めているビッグテック企業からの脱依存を進めるという趣味(目的とかにするととても抗いきれなくてしんどいので趣味)の一環で、Gmailをメインで使うのはやめるというプレイがあり、ここしばらくは代替としてmailbox.orgというドイツのサービスを使っていたのだけど、他の方法に切り替えたくなってきた。というか切り替えてるところ。

というのも、mailbox.orgはドイツにサーバーがあるせいだからなのかなんなのか、使い始めた当初からウェブアプリのインターフェイスとかIMAPとかのレスポンスがトロいとは常々思っていたのだが、つい最近ログイン方法がメールでの認証コードを使った2段階方式に変わったhontoにログインしようとした時に、認証コードの有効期限が10分しかないのにも関わらず、それが記載されたメールを受信するのに何度やっても30分近くかかってログイン不可能という無間地獄に陥ったのがとどめになり。

それでRunboxだのOnMailだのの海外のサービスの名前を出して、Mastodonであーだこーだ言っていたら「さくらのメールボックスじゃダメなのか?」という灯台下暗しでシンプルな解決策をスッ出されて「…たしかに、なんで候補に入れてなかったんだ?」と納得。

気持ちが一気にさくらへ傾いたので、早々にアカウントを作ってメールボックスの設定でDNSレコードとかを確認しようとした段階で、ここで更に一転、そもそもドメイン管理してるGandiに無料で使えるメールサービスがある事に気が付いて、もしやこれでいいのではとなっている今。

Gandiのメールサービスは、ドメイン1つにつき2つまでメールアドレスが発行出来て、エイリアスは無限、ストレージは3GB。ウェブアプリはGandiオリジナルのじゃないっぽいなんか謎の2つのサービスから選べるみたいな感じ。

メールの安全性とかセキュリティとか具体的にはあんまりよく分かっていないものの、SPF、DKIM、DMARCの設定というのは簡単にできるようなので設定してみた。

また、サーバーはヨーロッパにある(国はよくわからない)らしいのだが、mailbox.orgよりも早い、というか普通にラグなくちゃんと届いている様子で、しばらく使ってみようと思う。


tripleS - Rising

よい。


Frui Riho - ピンクの髪

よい。


ゲームさんぽ / ライブドアニュース

YouTubeのフィードを見ていたら、登録した覚えのまるでない堀江貴文の顔がどアップになったサムネイルが目に入って何これ…と思ったら、これまでチャンネル名に併記されていた「ゲームさんぽ」が削除されたライブドアニュースのチャンネルだった。

チャンネルの主力コンテンツはきっとゲームさんぽだったに違いないとは言え、ライブドアからすればおそらく歪な状態だと捉えていてもおかしくはなさそうなので、整理したい気持ちもわからなくはないんだけど、変更直後の一発目が堀江貴文のビデオってそれまでの視聴者からすれば心象悪すぎて、ブーブー言われんのもしょうがないだろうと思う。チャンネルが育てたビデオの価値とかコミュニティをとても軽く見てるのが丸見えで。

そいでTwitterも確認してみたらところ、更にこのゲームさんぽの企画をしていたいいださんとマスダさんの2人ともがたまたま退職されるというタイミングだったらしく、「すわ、切り捨てか!?」などと思われかねない要素が重なり、ライブドアに対するネガティブなイメージが実態以上に高まりまくっていてご愁傷さまですという感じに。

と、他人事のように書いたけど、もれなく自分も反射的に堀江貴文のサムネイルにムッとしたのでとりあえずUnsubscribeした。


ほんのこども

町屋良平の小説。ストーリーのあらすじを咀嚼してどうこう説明することに全く意味をなさないし、理解できた気にもならないというか、そもそも理解できておらず、理解しようと思って読むものでもなさそうな内容だったので、どう紹介したものか難しいけど、保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」のすぐ後に読んだことで、「読み進めている間の時間を体験することに価値があるのだ…!」と思うことにして、最後まで読めたんじゃないかという気がする。

かつて小説は教えてくれた。現実で生きているときフィクションで死んでいて、フィクションで生きているとき現実で死んでいる。その交換が目まぐるしいときによく人間は人をころしてきました。 私はよろこんでフィクションになりたかった。それもかわいそうな私だけの気分なのだろう。そうすれば、なにもころさなくてよかったと、死ななくてもよかったと、読者におもってもらえるかもしれないし。もちろんそれはウソだけどね。読者にどうおもわれようと、私はころすし自分で死ぬ。本を読んで文をかく。それが私小説のように体よく私の認識がととのわず、自伝や手記めいたかきものとも程とおいなにかであったとしても、かれが想像で好き勝手に肉づけできるリアリティだったら、かれがかくだろうけれどもちろんほんとうのことはそこから抜けおちるものだけだ。 かいたけどかけなかったものだけだ。かいたけどかけなかったものを、読んでくれるのは人間だ。そうしたら読んだ人間のなかの何人かはかいてくれる。そのかきつがれたもののなかのさらにかけなかったものを読む人間はつづいていくけど、ようするに小説はすぐ文体とかいって仰々しく主張するけどそれって読者のものなんだよ。文体って読者なの。ほんとに、傲慢だよ小説家って。 (p283~)


ベネデッタ

バーホーベンの新作。ヒューマントラストシネマ渋谷にて。初日で6~7割くらいの入り。

〇〇〇像を加工したディルドでふき出しそうになった。というとナンセンスなえろいコメディ的なものに捉えられかねないが、全くそういうものではなく、中世のフランスに実在しレズビアンに関する裁判で裁かれた修道女の話。

キリスト教の欺瞞への挑発的な描写だったり、中世なんて極めて男尊女卑的な価値観の世界の中でイニシアチブ取って男性と対等に渡り歩く女性という点で、今年の初めに観たばっかりなこともあって、同じバーホーベンの『グレート・ウォーリアー』を思い出した。この辺りが作家性というか、通底する問題意識とか描きたいことなんだろうなっていうのがとてもよくわかる。

最後にすっぽんぽんで「じゃあ行くわ」って感じで去っていく、からっとした感じもバーホーベン作品っぽい爽やかさでいい。

原作の『ルネサンス修道女物語』は絶版らしいけど近所の図書館の書庫にはあるようなので、いずれ読みたい。


今夜すきやきだよ 第7話

ともこがあいこの作った形の崩れたおにぎりを食べながら泣き出すシーンがとてもよかった。

登場人物が泣くシーンを褒めるのなんてあまり良くない気もしてしまうんだけど、トリンドルさんの芝居も、泣き出すに至る積みあげもよかった。

泣いてしまう理由はまた別なんだけど、結婚だったりキャリアだったり、なんだかんだで正道とされるルートをしっかり歩む周りの友人に置いていかれる人の話って個人的に一番クる気がする。

あと、あいこの交際相手としてのゆきが、旧来的な所謂男らしさこそ微塵も見せない男であるのに、要所要所で男女の役割に対する固定観念をちらつかせてくる辺り、自分を省みて神妙な気持ちにならざるを得ません。

というようなことを考えると、あいこがそれでもゆきに惹かれるに足る理由の描写は少し乏しいような気もしてくる。好きになるのに理由なんかないでしょって話なのかもしれないけども。


異次元の育児参画を促す

異次元て言葉は「超」「めっちゃ」みたいな雰囲気のものでしかないんだろうし、これに対して「育児は同じ次元でやるものでどうこう」とか「もともとの一般的な男の参加度合いの低さが異次元だったんだろ」とかツッコミが入るのもやむなしとは言え、いい加減そういうやりとり見せられるのもバカバカしくて飽きてくる。言葉の裏の意識や無意識の思想を問いただす必要はあって、悪いのはそういう言葉を出してくる方なんだけど、いつまでそんな低次元の話で足踏みさせられるのか。

こういうツッコまれワードをあえて盛り込むことで本質的な議論から世論を遠ざける狙いなのか、こういうキーフレーズを使って世の中に刷り込んでいきましょうという代理店と一緒に考えたやり口だからそうしてるのか、あるいは単に頭が悪くてサークル内でよく使われてる言葉を右に倣えで並べてるだけなのか、とにかく言葉が軽くてバカっぽい。

また、政府が行おうとしている政策と同じ表現を、「男性に促す」って個人の意識への呼びかけに対して使う事で、本来公助的な話が自助的なものにいつの間にかスライドしかねない雰囲気をはらんでいるのが怖いなと思う。自民党の場合だと特に。

他にもわざわざ参加じゃなくて参画って言葉にするのもよくわからないし、そもそも「育児に参加」っていう考え方がまず歪んでんじゃないの…とか。


今週遊んだゲーム

引き続き遊んでいる『仁王2』と今週出たばかりのインディーゲーム『Blanc 白き旅』をやった。

『仁王2』は先週から劇的に進みが速くなったりとかもしておらず、相変わらず都度都度詰まりながら進めている感じ。

『Blanc』はそれぞれ親とはぐれた子供の黒い狼と白い子鹿を、左右のアナログスティックとLRボタンを使って操作しながら親を探す旅をするゲームで、シンプルなグラフィックが素晴らしい反面、演出もシンプルなせいで、プレイはとても淡々とした印象なのが少し物足りない気がしている。また、どちらのスティックもキャラクターの操作に割り当てられているので、カメラを任意に動かすことが出来ないのが若干ストレスに感じたりも。

また、2匹を左右で同時に操る事のままならなさがあんまりゲームのレベルデザインに関係しておらず、今のところは1匹ずつ動かせば解決可能な謎解きのギミックがほとんどなのも、物足りなさを強めているように思う。

ちなみに左右のスティックを操作するのはソロモードのみで、ふたりで狼と鹿を1匹ずつ操作することもできるみたい。なんだけど、ふたりでやるには謎解きがややイージーすぎてより単調に感じるんじゃないかという気はする。

まあでも可愛いので雰囲気を味わうものとして楽しめればいいものなのかも。

それはそれとして『仁王2』がずっと面白くて困る。2章のメインミッションがおわったところ。


そのほか

  • 12年前に亡くなった大学の恩師の墓参り。久しぶりに行ったらお墓の位置があやふやで結構長い時間桶を片手に迷ってしまった。
  • U-NEXTとParaviが統合。U-NEXT契約済みのみとしては大変助かる。
  • UFC Fight Night 219。メインだけ。ブランチフィールドが寝かせたらあっという間で強い。スタンドでもやれそうだけど、正対で突っ込んでく感じがまだまだ危なっかしいように見える。
  • 『漫勉neo』寺田克也回。だいたい想像通りというか、ただ感覚で描けちゃう絵の上手い人という感じで、見ていてなんかハッとするような光景は無かった。
  • ちょっといい手動のコーヒーミルが欲しくなってきた。TIMEMOREのでいい気はしているが、即決するのもつまんないので他のものと比較しながらウダウダしてる最中。