2024/3/4~10。
だるい仕事のストレスとお祝い事にかこつけての散財が頻発中。

だる仕事がおわった

ここ何週かぐちぐち言っている仕事を納品。やる気をだして、というかいい加減観念してやっつけるかと思って立ち上がったそばから、まあまあ思い切った変更とか要素の追加が発生し、その度につんのめってため息が漏れる。

終始そんな調子なので、木曜のMAの後も一体何を言われるんだろうかと構えてしまっていたのだけど、そこでは思ったよりでかい修正も出ずあっさりした返しで拍子抜けしてしまう。いや全然いいんだけど。
めんどくさそうな思いつきもあったはあったらしいものの、編集室でざっくりテストで見せて「やったとてあんまし良くないですよね?」的に諦めさせてくれたらしい。

久しくデザイン業界の人と関わったり話を聞いたりするようなこともなかったけど、デザイン事務所って大変そうだな~と思いました。

文化系トークラジオLife「めんどくさいにもほどがある!~“事務”から社会を考える」

事務作業にもケアの要素があるんだよみたいな話など、すごく面白かった。

自分自身、仕事に取り掛かりたくないときにコンテの整理とかカットシートの作り込みとかしたくなるし、これは事務の話ではないんだけど、自分の携わるアニメーション制作では、今でこそ少なくなったけど動画用紙を大量にスキャンしたり、色指定に従って一枚一枚色をPhotoshopで塗りつぶしたりするようなあんまり頭も使わずに無心でこなすような単純作業がなんだかんだでついて回ってくるもので、そういう単調な作業に癒しだったりハイになる感覚だったり、息抜き的なものを感じる感覚はよくわかる。

あるいは、アニメーション制作でも着彩みたいな仕上げ作業はサポートのスタッフの人を都度探してお願いする場面が多々あって、毎回作業に慣れた人が確保できるとも限らないので、技術や知識のレベルを問わずなるべく簡単なステップを考えたりするのだけど、その時になるべく手作業を減らして効率よく誰がやってもムラの無い仕上がりを目指そうとした結果、かえって全体としてはなんだか説明しづらい工程にしてしまいがちで、いつもどの辺のバランスがおとしどころなんだろうか…なんて考える事を思い出してしまう。

あといわゆるクリエイティブの人間が事務を軽視する空気は身近なところにちらちらあったりもするのでそういう人にこそ聴いてみて欲しい議論だなと思った。

鳥山明とTARAKO

金曜日、鳥山明さんの訃報。
あれだけの作品を残してきた人なので、本人がいなくなってしまっても、作品そのものだったり、キャラクター、影響を与えた他の作品たちにずっと鳥山明本人が存在しているような感覚があって、びっくりはしたものの不思議と感情的には凪いだような状態。

その実感の無さは自分が人の死に対して鈍感さのせいではあるんだけど、その鈍さに引き付けて、ドラゴンボールは人の死が軽いというか、チャラになったり、死後の世界も現実と大差ない物質感のある描かれ方がされていたよな…なんてことについて、いざ作者が亡くなってしまったいま、ついてなんか考えてそれっぽいこと軽々しく言っちゃいそうになる。

なんて考えていたら、そういえば小学生のころに母にねだって新宿の三越でやっていた鳥山明の展覧会に連れて行ってもらい、おみやげに買ってもらった図録があったよなと思い、それを久しぶりに引っ張り出してきてパラパラめくっては、言っても沢山模写とかしたんだよな…としんみり。

その人の夜にTARAKOさんの訃報が流れてきた時は、その訃報のストロークの短さにこっちではちょっと声が出た。

合掌。

ユニコーンオーバーロード

『十三機兵防衛圏』とかでおなじみのヴァニラウェア開発のSRPG。十三機兵で超好きだった平井有紀子さんによるキャラデザインじゃないので一瞬どうしようか迷ったけど、買って遊んでるところ。

戦闘もオートで難易度がノーマルだとややぬるめだろうかと思わせて、ちんたらやってると制限時間が迫ってくるまあまあの丁度良さ。
1回の戦闘パートも長すぎないので「あとちょっと」を繰り返してしまうのが危険。

あいかわらず、今日日そんなでかいおっぱいの女性キャラ出してくるかねという点以外は楽しい。

b!ni - 대출

野村さんの還暦祝い

日曜、鎌倉にて、野村さんの還暦祝いでむかし恵比寿で一緒に仕事していたような人たちが大勢集まる。
自分が40で野村さんや松本さんに至ってはもう60というのはだいぶ来るものがあるけど、いろんな訃報を目にする昨今、とにかく元気で楽しく過ごしてほしいと思う。

終始ごきげんな会の中、稲葉さんの配偶者であるところのさとちんさんが社員時代に密かにとっていたという、先日亡くなられてしまった阿部さんがペロッと野村さんを描いた落書きみたいな絵を額装してプレゼントしていて、そんな粋な心遣いに野村さんも流石に声を出して泣いてしまっていたのだけど、それにつられて自分ももらい泣きしてしまうなんてこともあったり。
(余談だけどその翌日阿部さんもプロデューサーとして参加していたゴジラがオスカーを獲っていて、なんか阿部さんの置き土産的な話として出来過ぎでしょと思った)

ちなみに自分も流石に手ぶらもなんだなということで、最近はまってるテキーラのいいやつ(クエルボ1800のアネホ)を買って持って行ったところ、めちゃくちゃ美味しかったし、他の人の評判もものすごくよくてよかった。特に酒をやめていた加賀くんが「ハレの日だからいいんですよ」などと言いながら、がぶがぶ飲んでいたのはいいんだか悪いんだか。

よい会でした。

そのほか

  • 東出昌大のYouTubeがはじまる
  • ティレーノ~アドリアティコはアユソがやんのかと思ったらヴィンゲゴーが強すぎた
  • とは言えUAEのデルトロって若い選手を知れた喜びもある
  • 『F.S.S. DESIGNS 7 ASH DECORATION』を購入
  • 母と姉が福岡へ旅行に