Week16 : The wind slips through our hands
Table of Contents
2025.4.14~20。
風抜けてく手 乗せたはずの絵 散って砂になってさっき舞った天。
JJJの曲ばっかり聴いてしんみりしてしまった。
なんというか、ほんと言葉もない。合掌。
平日は先週も書いた某の作業に割きたいので、去年から作業しているレンダリング地獄の案件は週末に回させてもらっていたのが一旦は落ち着いていたのが、ようやく全体の仕様が固まったことでまた再度調整する必要が生じて、また書き出しては出し直すのを繰り返す無間地獄へ舞い戻った。
何べんも出し直さなければいけなくなっているのは、単に自分の不注意が折り重なっているので自分が悪いだけの話ではある、とはいえ全体量が膨大で泣き言のひとつも言いたくなってくる。
また時間以外でもうんざりしてくる要因はあって、ストレートに全体を書き出そうとすると、M4Proでも半日くらい掛かりかねない激重プロジェクトなせいで、細々切り分けて書き出したProResをプロキシにして書き出しているのだけど、その複数あるProRes自体がどれも4Kオーバーだもんで、ほっとくとストレージもひっ迫してくるのが本当にだるい。
ほんとはもっとグチグチ言いたいこともあるんだけどこの辺にしておきます。
平日の作業に余裕も感じられ始めた水曜日、天気もあほみたいにいいのでサボってしまえという訳で代々木公園前のBlue Lugへ、先々週提案されたフロントラックについてお願いしますという話をしに行くと、おそらくパーツ構成の相談の為にメンテナンススタンドに掛けられたRicheyのフレームの前になんか見覚えのある気がする人がいるなと思ったら、なんと大学の同期のキクさんだった。
多分大学出てから1年くらいした頃に界隈で飲みに行ったような記憶があり、それ以来のだいたい17年ぶりとかそんな感じではなかろうか。学生時代からの柔和な雰囲気こそ変わっていないものの、年相応な風格のある年の取り方をしているようでかっこよかった。
今にして思えば自転車屋でばったり会ったのだから普通に自転車の話でももっとすればよかったのだけど、あまりに久しぶりかつ唐突な遭遇だったことや、申し訳ないことにその場ですぐに名前も思い出せていなかったのもあり、すぐに何を話したらよいのやら…状態になって、お互いふんわりした笑顔になりながら程なくそれぞれの用事に戻ったのだった。この社交性の低み。
お店では、目的だったフロントラック、TubusのTaraの取付の約束のほか、入荷していたCrustの20インチホイールのフレーム Stupid TouristやLa Marsheのトラックフレームのパイプがいかに変態かなどを教えてもらったり、MASH Steel用にLizard Skinのロックオングリップを買ったりなどした。
ちなみに、小径車のことを何でもひっくるめて「ミニベロ」って呼ぶのは一昔前のミニベロイメージに引っ張られて、店で提案したいようなスタイルとは結構ズレがあるとかなんとかで、「タイニーバイク」とか違う表現をしていきたいらしい。固定ギアのトラックバイクを「ピスト」って呼ばない的な。
寝る前に読んでた分厚い本。やっと読み終わった。
日本語版のの正式タイトルは『ウォード博士の脅威の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う』とやたらめったら長い割になかなかぼやけているのだけど、原著は『The Social Lives of Animals』とシンプルで要は動物の社会性についての様々な実例について書かれている。
分厚いだけあってアリも出てくれば鳥類も霊長類も出てきて、それらを貫いた何かがあるかというとそういう感じはあまりないものの、それぞれが結構面白いので読んでて退屈はしない。 でも長いので寝る前に細かく読み進めるような向き合い方だと、それぞれがどんなだったかあんまりちゃんとは覚えてはいない。